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製造業の新入社員、7割以上が「今の会社で働き続けたい」と安定志向

マイナビニュース / 2024年6月27日 16時48分

画像提供:マイナビニュース

ALL DIFFERENTとラーニングイノベーション総合研究所は6月27日、新入社員を対象に実施した「新入社員意識調査」の結果から、製造業の新入社員の仕事への向き合い方についての分析レポートを公開した。

このレポートは、2024年入社の新入社員4761人を対象に、3月28日~4月30日の期間実施した意識調査の結果に基づく。
○製造業の新入社員が求めるのは「安定した生活」

製造業の新入社員に今後の仕事で何を成し遂げたいか尋ねると、「安定した生活を送りたい」が1位で69.5%を占め、他の業種と比較して4.8ポイント高い結果となった。

製造業の新入社員の「安定した生活を送りたい」という回答は毎年6割を超えるという。今年は過去最高の割合となり、例年よりも安定志向が強まっていることを示した。

製造業の新入社員に「入社した企業で働き続けたいか」を質問したところ、「できれば今の会社で働き続けたい」が74.4%で、他業種より16.2ポイントたっかった一方で、「そのうち転職したい」は8.3%と他業種より6.4ポイント低く、今の会社での勤続意向が高いことが明らかになった。

将来のキャリアについて聞くと、「専門性を極め、プロフェッショナルとしての道を進みたい<専門家>」が28.1%で最多。一方、「特にキャリアについての志向はなく、楽しく仕事をしていたい」は25.6%で他業種より3.5ポイント高く、製造業の新入社員の4人に1人が「キャリア志向がない」という結果となった。

また、将来「専門家」としてのキャリアを目指す新入社員が最も多い一方で、スキルアップのために「特に何もしていない」と答えた割合は43.4%で、他業種より10ポイント以上高かった。この割合は、過去5年間の調査結果と比較すると最高で、初めて4割を超えたという。

○成長に必要と考える要素は「仕事を通じた成功体験」

現時点でスキルアップに取り組んでいない割合が他業種より高い中、今後のスキルアップについては「会社での仕事を通じてスキルアップを図っていきたい」が63.3%で最多となり、仕事の経験を通じて自己成長したいと考えていることが判明した。

製造業の新入社員が成長に必要と考える要素についての質問では、「仕事を通じた成功体験」が67.1%、「仕事を通じた失敗体験」が57.7%、「上司や先輩からの事後のフィードバック」が56.9%、「振り返りの習慣」が43.6%。経年の傾向として、「仕事を通じた成功体験」は5年連続で高まり、5年前と比較すると8.0ポイント高い。

「上司や先輩からの事後のフィードバック」は昨年より4.9ポイント増加して過去最高となった。一方で、「仕事を通じた失敗体験」と「振り返りの習慣」は減少傾向にあり、それぞれ昨年より8.2ポイント、0.8ポイント低下し、5年間で最も低かったという。
(早川厚志)

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