ベントレー史上最もパワフルなロードカー第4世代「コンチネンタルGTスピード」
マイナビニュース / 2024年6月27日 12時42分
○新パワートレイン
パワートレインは、600PSの4.0リッターV8エンジンと190PSの電気モーターを組み合わせた完全新設計の「ウルトラパフォーマンスハイブリッド」。最高出力は782PSとなり、最大トルクは1,000Nm。0-100km/h加速が3.2秒、最高速度が335km/hというパフォーマンスを発揮する。航続距離は、電気だけ(EUドライブサイクル)で81km、トータルで859km。
電気モーターはトランスミッションハウジング内に配置し、エンジンの低回転時やシフトチェンジ時に電気モーターがトルクを供給。スムーズな走りをサポートする。加えてターボラグを電気モーターによって解消し、シングルスクロールターボチャージャー×2基の構成。より高温でターボチャージャーを作動できるため、排気ガスを最小限に抑えられる。WLTPモードでのCO2排出量は29g/km。
ノルウェー公営道路局とノルウェー警察の協力のもと、ノルウェーのローガラン県にある全長14.4km、深さ292mのルフルケトンネルでの速度記録に挑戦した結果、停止状態から最高速度335km/hまで33秒だった。非公式記録ではあるものの、トンネル内での世界最高速度の新記録となっている。
走行モードは、EV、エレクトリックブースト、回生ブレーキなどを搭載。充電モードでは、エンジンの動力でホイールが回転すると同時にバッテリーの充電を行う。EVモードは190PSおよび450Nmのパワーがあり、アクセルを最大75%まで踏み込んだ状態で140km/hまで速度を出せる。バッテリチャージャーとバッテリー容量も改善を図り、容量は25.9kWh、最大充電電力は11kW、満充電までは最速2時間45分だ。バッテリーはリアアクスル後方に配置している。
8速デュアルクラッチのトランスミッションは、eLSDによって強力なパワーを四輪に伝達。センターデファレンシャルを介して前後のトルク配分を最適化する。左右のトルクに関してはブレーキを使用して正確な制御を行う。
シャーシは新型の「ベントレーパフォーマンスアクティブシャーシ」となった。ベントレーダイナミックライドと新世代のESC制御ソフトを組み込み、新設計のデュアルバルブダンパーシステムとデュアルチャンバーエアスプリングを採用。これらを組み合わせて快適なパフォーマンスとハンドリングを得ている。重量配分を前49:後51のリア寄りに変更するこtで、全体的な運動能力とステアリングフィールが向上した。
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