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日本上陸「Apple Vision Pro」を試した 買う気がなくても、まず無料で体験すべし

マイナビニュース / 2024年6月28日 21時0分

3Dで撮影した映像もなかなかのインパクトでした。Apple TV+契約者なら無料で視聴できる「Apple Immersive Video」では、アーティストがスタジオで歌う様子が目の前で楽しめ、息づかいも伝わってくるようで大迫力でした。アーティストのライブや芝居も、この技術を使えば最前列よりも間近で見られるわけで、“推し活”に人生を賭けている人にとっては見逃せないアイテムになる可能性があります。

エンターテインメント系のコンテンツでは、米MARVELの「What If...? An Immersive Story」が新鮮でした。映画とインタラクティブな要素が合わさった体験型のコンテンツで、まるで人気テーマパークのアトラクションに参加しているかのよう。待ち時間ゼロで体験できるだけでなく、体が悪かったりしてテーマパークに足を運べない人もリアルな体験ができるのは大きな可能性を感じます。

先ほど、iPhoneやMacに接続しなくても使えると解説しましたが、Macと連携させればApple Vision ProをMacの外部ディスプレイとして使えます。連携はきわめてスマートで、ケーブルを接続する必要はなく、Apple Vision Proを装着して自分のMacを選ぶだけ。すると、目の前にMacの画面が現れ、物理的なディスプレイよりも大きく見やすい環境で作業できます。Parallels Desktopを導入していれば、Windowsの画面も表示できました。次期バージョンのvisionOS 2では、さらにワイドな表示にできるので、より作業効率が高まりそうです。机上のスペースを専有する大きな外付けディスプレイは、もう必要なくなるかもしれません。

装着感は快適だが、時間が経つと重さが気になった

試用していて気になる点もいくつか発見しました。その1つが「専用アプリの少なさ」。現状では、あのYouTubeもアプリが存在しないなど、Apple Vision Pro用アプリはまだまだ発展途上といえます。さらに、米国のアカウントなら入手できるものの、日本のアカウントではまだ入手できないアプリも意外に多いと感じました。日本での販売を受け、日本でも続々とリリースされると思われますが、米国並みの充実には少し時間がかかりそうです。

600gを超える重さも気になったポイント。1時間ほど使っているとだんだん重さが気になり、外してみるとオデコのあたりが少ししびれた感覚になっていました。標準で2種類のバンドが付属するので交換しつつ使ってみましたが、大きな変化は感じられませんでした。個人差はあると思いますが、事前の試用で重さはしっかり確認した方がよいでしょう。

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