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アウディの最新EVは5台のコンピューター搭載? 「Q6 e-tron」にスペインで乗った!

マイナビニュース / 2024年7月2日 7時0分

画像提供:マイナビニュース

アウディ最新の電気自動車(EV)「Q6 e-tron」にスペインで乗った。この新型EV、アウディの既存モデルである「Q4 e-tron」「Q8 e-tron」と比べるとデジタル化の進み具合がはなはだしい。なんと5台のコンピューターを搭載し、全体を制御しているというのだ。はたして電脳アウディの乗り味は?

5台のコンピューターが制御するE3 1.2を搭載

Q6 e-tronが搭載するコンピューターシステムは「E3 1.2」仕様と呼ばれている。「E3」は「エンドツーエンドの電子アーキテクチャー」(end to end electronic architecture)の意味。「1.2」はそのバージョンを表す。

車両の全ての機能は、5台の高性能コンピューター(HPC:ハイパフォーマンス・コンピューティングプラットフォーム)に割り当てられている。例えば「HPC1」は駆動システム、サスペンション、前後方向と横方向のダイナミクス、「HPC2」はドライバーアシスタンスシステム、「HPC3」はインフォテインメント機能、「HPC4」はライト、エアコン、シート調整など、「HPC5」は車両と外部の接続に使用されるといった具合だ。当然、納車後のアップデートは「OTA」(over the air、つまりはインターネット経由)で対応可能。クルマのコンピューター化の最先端といえる仕組みだ。

ポルシェと共同開発したPPEプラットフォームの完成度は?

プラットフォームにはポルシェと共同開発した全く新しい「PPE」(プレミアムプラットフォームエレクトリック)を採用。800Vアーキテクチャーで稼働するリチウムイオンバッテリーの容量は100kWh(実質94.9kWh)、重量は590kgだ。急速充電により、10分の充電で255kmの走行距離を充電できるという。21分も充電すれば残量10%のバッテリーを80%まで回復させられるそうだ。

次にパワートレインを見ていこう。フロントアクスルは、最高出力140kW/最大トルク275Nmを発生する重量87.5kgのASM(非同期機)モーターを採用。リアアクスルには、ヘアピンコイルを使用する重量118.5kg、280kW/580NmのPSM(永久磁石同期電動機)モーターを搭載する。レーシングカーで使用するようなドライサンプ式の新冷却システムなどを採用することで、コンパクト化と軽量化を果たしたという。

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