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衛星「はくりゅう」、軌道上から雲の上下動のドップラー計測に成功

マイナビニュース / 2024年6月28日 19時50分

CPRは現在、初期機能確認の最中であり、今後およそ6か月に渡って確認作業を継続した後、定常的な観測運用へ移行すると同時に、データ提供をJAXA G-PortalならびにESA Webサイトから開始する予定としている。

また、現在はCPRの初期機能確認中につき、校正されていないため、観測値の指標には数値を入れた状態で発表されていない。この数値は、今後CPRの校正を進めていくことで決定する予定としている。

なお、「はくりゅう」にはCPRを含めて合計4種類のセンサが搭載されており、CPR以外の3種類(大気LiDAR「ATLID」、多波長イメージャ(プッシュプルーム方式スキャナ)「MSI」、広帯域放射収支計「BBR」)はESAの開発によるもので、現在、同機関によって初期機能の確認作業が進められている。CPRとそれらのセンサを複合した画像についても、後日状況を報告するとしている。そして今後は、こうしたCPRの観測データを用いた研究を大学・研究機関と共同で進めていくことにより、雲が気候変動に影響する仕組みを解明し、気象予測や気候予測の精度向上への貢献を目指すとしている。
(波留久泉)



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