サプリメント開発の現場で見たファンケルの品質管理と安全性保証へのこだわり
マイナビニュース / 2024年7月3日 10時29分
ファンケルは、ビタミンとミネラルの摂取をサポートするサプリメント「マルチビタミン&ミネラル」のリニューアル版となる「マルチビタミン&ミネラル Base POWER」を6月18日より発売したことに併せ、同社のサプリメント開発の仕組みや安全性に関する説明会を開催した。
「マルチビタミン&ミネラル Base POWER」とは?
同社のサプリメントであるマルチビタミン&ミネラルは、炭水化物や脂質の多い食事で消費されやすいビタミンB群を補える栄養機能食品として、同社の基本栄養カテゴリーの売り上げの約2割を占めており、継続的に伸長しているとする。しかし、1日の摂取目安量が6粒としており、ユーザーからは量が多くて摂取するのが大変といった声があったことから、今回、1粒あたりの栄養素の量を増やすなどして1日の目安量を6粒から3粒に減らすことで、より継続して摂取しやすい製品へとリニューアルしたとのこと。また、1日あたりの目安量を減らした一方でリニューアル前の製品と比較して、炭水化物からのエネルギー産生を助けるビタミンB1を10倍量のほか、抗酸化作用のあるビタミンEを13倍量、亜鉛を3倍量強化するなどの製品設計に変更し、気になる食生活を考え抜いたサプリメントに仕上げたとしている。
ファンケルが築いてきたサプリメントの歴史
日本における健康食品の歴史は、1967年に全国健康食品協会が発足して以降、50年以上にわたっているが、その長い歴史の中で「サプリメント」という言葉を用いて、日本で初めて広告展開したのはファンケルとのこと。
また、現在ではサプリメントを入れる容器として通例となっているアルミ袋であるが、これをサプリメントの容器として日本で初めて使ったのもファンケルだという。アルミ袋は1994年の利用開始以降、改良が重ねられ、2013年には年間のゴミ削減量として9t相当である厚さ11%、重さ5%の軽量化を実現している。加えて、資材業者と共同で、封を切った際に自然に切り口に段差が付く仕組みを開発。切り口の角やパッケージの四隅も丸くカットし、指が触れても危なくないように工夫するなど、使いやすさの向上も目指してきたとする。
このようにサプリメントそのものはもちろん、サプリメントを入れる容器にまでこだわりをみせるファンケルであるが、そうした健康食品や化粧品のすべての商品が神奈川県横浜市にあるファンケル総合研究所での研究開発を通じて生み出されたという。そのファンケル総合研究所内では、強固な品質・安全性保証体制を整備することで、人に対する安全を担保しているとのこと。今回、その取り組みの一部を見ることができた。
ファンケル独自の品質・安全性保証体制
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