高木豊、2軍調整中の中田翔を語る「レギュラーの保証はもうない」

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元プロ野球選手で野球解説者の高木豊氏が6月28日、YouTubeチャンネル『高木 豊 Takagi Yutaka』で公開された動画「【中日】『〇〇のレギュラーの保証はない』中田翔の腰痛で抹消! ピンチ? 村松の怪我で『龍空が昇格』板山・福永・カリステの好調! どうなる中日! 現状で考えるベストメンバーを考えます!」に出演。2軍調整中の中日・中田翔について語った。

○中田翔の起用法にも言及

腰の違和感を理由に、6月26日に登録抹消となった中田。シーズン当初は好調な打撃を披露するも、その後不調が続き、抹消時点では50試合に出場して打率.218、3本塁打、18打点という成績になっているが、そんな中田について、高木氏は「状態がちょっと上がってこないな」と苦い顔。「身体の状態もあまり良くないんだろうし」「期待されて打てないと、がっかり感が大きいよね」「100得点は増えるって言われてて、まあそういう状況にはなってないんで。本人が一番つらいだろうけど」と、チームや中田自身の心中に想像をめぐらせながら、「それをどういうふうに扱うかも首脳陣は難しいよな」と、起用法に言及する。

「例えば4番から外したりとか、細川を4番にしたりとか、そういうことも英断だったと思う」と語る高木氏は、「その後、5番、6番に落として、『もうこれ以上落とせないぞ』みたいな。っていうところで2軍に落ちた」「ケガがあったにしても、ゲームには出られたわけだからさ」と、首脳陣の考えを代弁した。

また中盤、今後の打順やポジションについて話すなかで、森藤恵美が「中田選手もいつかは帰ってくるわけで、そうなるとまた誰かが弾かれる」と切り出すと、高木氏は「いや、ちょっと待って」と制止しながら、「中田のレギュラーの保証はもうないよ」「そう考えるべきだよ」とコメント。「率的に見てもさ。使いたくなる選手だけど、どういう状態で戻るかとかさ、それによっては代打になってくる可能性もあるし、使われたり使われなかったりする可能性だってあるし。それは分からないよ」と指摘していた。

【編集部MEMO】
横浜大洋ホエールズ、横浜ベイスターズ、日本ハムファイターズなどで活躍した高木豊氏。1985年、当時の監督である近藤貞雄さんの発案で、加藤博一さん、屋鋪要氏、高木氏というチームの俊足打者が1番、2番、3番と並ぶ「スーパーカートリオ」を結成したことでも知られる。現役引退後は、アテネオリンピック日本代表内野守備・走塁コーチや横浜DeNAベイスターズのヘッドコーチなどを務めた。YouTubeチャンネル『高木豊 Takagi Yutaka』では、野球界ニュースの解説やゲストを招いた対談動画が公開されており、ダルビッシュ有がゲストとして登場した動画「【遂に登場!!】ダルビッシュ有が見た『大谷翔平』と『佐々木朗希』の可能性とダルビッシュの“人間力”」は300万回を超える再生数を記録している。