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ナチュラル・リーダーシップを身に着けるために、『アンラーニング』がなぜ必要か

マイナビニュース / 2024年8月4日 11時0分

○■あなたの行動と可能性を狭めているのは、身につけてきた経験と考え方

牧場研修にいらっしゃるリーダーの方々は、「リーダー同士で確執がある」「チームが一枚岩にならない」といった悩みを口にされます。

50代以上の方からは、「今の若い人は何を考えているかわからない」という言葉がよく聞かれます。

「海外にルーツを持つスタッフとのコミュニケーションに悩む」と言う方も、近年、激増しました。

これらの課題感の背景にはいずれも、「固定観念」や「思い込み」が関わっています。例えば、以下のような具合です。

・「リーダー同士で確執がある」「チームが一枚岩にならない」
→「社長(ほかの役員)は違う意見に耳を貸さない」「皆が自分の部署ばかりを優先する」という固定観念
・「今の若い人は何を考えているかわからない」
→「若い人はやる気が薄い」「根性がない」という固定観念
・「海外にルーツを持つスタッフとのコミュニケーションに悩む」
→「海外の人は自己主張が強い」「論理ばかりで情がない」「仕事よりも家族中心」という固定観念

このように、あらゆる課題において、高い確率で固定観念や思い込みが介在しています。
しかも、当人はほとんどの場合、その事実に気づいていません。自覚がないまま無意識に、思考が縛られてしまっているのです。

ここでいう「固定観念」とは、「〇〇は××である」という、自分の中に強く染み付いた考えを指します。いったん凝り固まってしまうと、他者の意見に耳を貸したり、周囲の状況に合わせて考えを変えたりできません。

なぜなら、これまで培ってきた知識、学び、経験などからたどり着いた考えであり、その人が築いてきた財産ともいえるからです。この大事なものを厄介な「固定観念」と言われても、戸惑うことでしょう。

しかし、時を経るにつれ、財産であったはずのものが柔軟な発想や適切な判断をする際の妨げとなり、行動や可能性を、無意識のうちに狭めてしまっているのもまた事実なのです。

多様な判断を下せていたとしても、その判断軸が、固定観念に寄ってしまっていることもあります。

まずはそのことを受け入れることが重要です。

***

変化が激しく予測不可能なこれからの時代において、世の中の流れや状況に応じた判断をするためには、自分の考えを見直し、新しい考えを取り入れる柔軟さが大切です。

特にリーダーは、チームのメンバーや企業・組織の可能性を探り、伸ばしていくことが求められます。

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