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小樽市が歴史的建造物に指定する「大正時代の邸宅」がホテルとして再始動! 閑散期にはリーズナブルな価格で利用可能

マイナビニュース / 2024年7月4日 10時30分

オープンセレモニーの後、スタッフの方に館内を案内してもらいました。

木造の母屋の玄関で靴を脱ぐと、畳の部屋にフロントがあり、その奥の廊下でホテル棟とつながっています。

大正時代に建てられた木造建築が100年近い風雪に耐え、こうして残っているのは奇跡のようです。

経済効率だけで考えれば、解体され、跡形もなく消えていた可能性だってあったはず。元のままとはいかなくても、オーナーが長い間、板谷邸を守り、残してくれたことに感謝しなければならないでしょう。

客室からは小樽の港を一望

木造の母屋からつながるホテル棟は4階建てで全19室。客室はすべて40平方メートル以上の広さがあるゆとりサイズで、ツインを中心に3〜4名で泊まれるお部屋もあります。

この日は開業前の試泊会ということで、案内されたのは一人で泊まるには贅沢すぎるプレミアムツインルーム。

広々としたリビングに独立したベッドルーム、大きな窓のあるバスルームがついています。

朝食は大正レトロな洋館で

朝食の会場は、母屋に併設された瀟洒な洋館です。

北海道の新鮮な食材をふんだんに使用したフレンチベースのビュッフェスタイル。素泊まりも選べますが、ここでしか味わえないような手の込んだ料理が並ぶので、絶対に朝食付きがオススメです。

田野崎さんによると、「Tabist」というブランド名は「旅」と「ストーリー」を掛けあわせた造語なのだとか。旅を通して物語を感じてほしいという願いが込められています。

「ただ宿に泊まるだけでは特別な思い出にはなりません。旅先でのさまざまな体験が物語として記憶に定着すると思うんです。私自身、幼少期に両親に会社の保養所みたいな宿に連れていってもらったとき、道すがら家族で食べた瓦そばのおいしさが今も忘れられません。Tabist海宝 樓小樽もそんなふうに、小樽の食や街並み、自然を楽しむための拠点になってほしいですね」

こう話す田野崎さん自身、昨晩は郷土料理店で八角(はっかく)という地元の魚を食べ、早朝には誰もいない小樽運河をランニングして、旅を満喫したそうです。

「Tabist海宝楼 小樽」があるのは、小樽の観光地・堺町通りから歩いてすぐ。小樽運河や寿司屋通りも徒歩圏内。

明治時代や大正時代の文化や雰囲気を残す建造物が他にも多い「小樽らしい街並み」を散策するにはもってこいのロケーションです。

インバウンド観光による経済効果の恩恵を受ける北海道経済。北海道の豊かな自然と、のんびりとした空気感が、外国人観光客を魅了するとも聞きます。

国内はもちろん海外からも人気の小樽で、地元の人たちの生活を感じたり、交流したりするにはもってこいの宿泊施設と言えそうです。

●information
Tabist海宝楼 小樽
北海道小樽市東雲町1-19

井上由美 いのうえ・ゆみ 函館生まれ、札幌在住。広告制作会社のコピーライターを経て2000年からフリーランスのライターに。好きなものはコーヒーとお酒、紙の本、海の匂いと波の音、犬、子ども、お風呂。嫌いなものは戦争と原発と大声。 この著者の記事一覧はこちら
(井上由美)



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