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質の高い睡眠のカギは「テアニン」 - 伊藤園、「氷水出し緑茶と睡眠に関するセミナー」を開催

マイナビニュース / 2024年7月4日 11時19分

「テアニン」は、緑茶特有のアミノ酸成分で、脳の興奮を抑えたり、神経を沈静化させるなどのリラックス効果があると考えられており、睡眠市場でも注目され始めている。テアニンを摂取することによって、寝付きや中途覚醒の改善が見られるほか、摂取後30分以降からは、リラックス状態のときに発せられる「アルファ波」が強く検出されることも明らかになっていることから、睡眠の質を高めるためには、テアニンを摂取し、リラックスした状態で入眠することが重要であると白濱氏はあらためて強調した。

お茶の専門家である大森氏は、「テアニンはお茶の中でも非常に特殊なアミノ酸で、うま味という点では弱い」と指摘。お茶の中のアミノ酸の半分を占めるほど量が含まれているものの、かつてはあまり注目されていなかったが、精神安定や睡眠などに効果があることが分かり、最近では注目度が非常に高まっている。

お茶に含まれる主成分として「テアニン」などのアミノ酸のほかに「カテキン」や「カフェイン」などが挙げられる。これらの成分は湯温によって抽出量が異なると大森氏。アミノ酸は低い温度でも溶け出しやすいが、カフェインやカテキンは温度が高くなるにつれて溶け出しやすくなる特徴がある。つまり、「氷水出し緑茶」の場合、アミノ酸以外はほとんど溶け出さないため、うま味成分の濃いお茶をいれることができるのだ。

実際、「氷水出し緑茶」と、90度の熱湯でいれた緑茶を飲み比べてみると、アミノ酸成分が強い「氷水出し緑茶」に対し、熱湯でいれた緑茶はうま味成分だけでなく、カテキンの渋みやカフェインの苦みが強く感じられる。

睡眠の質を高めるテアニンが豊富で、カフェイン成分の少ない「氷水出し緑茶」を睡眠前に飲むことを推奨する白濱氏は、氷水出し緑茶を作る5分間で、腹式呼吸やストレッチをして、副交感神経を優位にする「夏の快眠ルーティン」を紹介し実演した。
○■夏の快眠ルーティン

氷水出し緑茶をいれる。
スマートフォンは見ずに副交感神経を優位にする腹式呼吸やストレッチを行う。
氷水出し緑茶を飲む。
電気を消し、布団に入る。

大森氏は、「氷水出し緑茶」のいれ方を実演するとともに、氷水出しでアミノ酸(テアニン)、ぬるま湯出しでカテキン、熱湯出しでカフェインが豊富な緑茶を順に作り、残った茶殻を料理などに活用する「お茶のフルコース」を紹介した。
○■氷水出し緑茶のいれ方

使うお茶の種類は玉露や一番茶を多く含む上級煎茶など、うま味成分を豊富に含む茶葉を推奨。以下、紹介する分量は1人分。

急須に茶葉をティースプーン2杯分(約4g)入れる。茶葉の目安量はお湯だしで使う量の2倍。
水を約90ml注ぐ。
氷を2~3個急須に入れる。
約5分間抽出する。

※急須がない場合は、大きのカップとティーバッグの組み合わせでも代用できる。
(糸井一臣)



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