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今後のサプライチェーンを守るNECの製造業向けソリューション3選‐ものづくりワールド

マイナビニュース / 2024年7月4日 14時9分

画像提供:マイナビニュース

6月19日から21日まで、東京ビッグサイトで開催された「ものづくりワールド」。同展示会は、製造業向けITソリューションの展示会で、「設計・製造ソリューション展」「機械要素技術展」「ヘルスケア・医療機器 開発展」「工場設備・備品展」「次世代3Dプリンタ展」「計測・検査・センサ展」「製造業DX展」「ものづくりODM/EMS展」「製造業サイバーセキュリティ展」という9つのエリアで構成されている。

本稿では、設計・製造ソリューション展に出展したNECの「サプライチェーンエクセレンス~人とAIが共生する『製造業の未来』~」をテーマにした展示を紹介する。
匠ノウハウのデジタル化で技術継承を支援「製造業向けLLM」

1つ目に取り上げる「製造業向けLLM」は、NECが6月に発表した新しいシステムで、製造業のナレッジ継承に関わる課題を解決するため、LLM(Large Language Model:大規模言語モデル)を活用し、製造現場における設備・品質不良、生産効率低下などの問題の解決を支援するというもの。

問題発生時などにおける作業員からの問い合わせに対し、LLMが製造現場で発生したトラブルの情報や過去のノウハウ、ナレッジをもとに回答するシステムで、匠(熟練工)のナレッジを構造化する「データモデルテンプレート」、問い合わせを効率化する「プロンプトテンプレート」をセットで活用することで高精度な回答が可能となるという。

NECによると、近年は熟練工の退職によりナレッジ喪失のリスクが増大しているという課題が多く寄せられており、この課題をLLMにより、経験が浅くノウハウが少ない作業員でも問題を早期解決できるよう支援するというのがサービスのイメージとなっている。

特に「欲しい情報が探せない」「原因特定に時間がかかる」「熟練工に依存したトラブル解決」といった現場の問題についてアプローチすることを目標に、2024年度中の提供開始を目指す構えだという。
顔認証を連携した「人・車両 入退管理ソリューション」

2つ目に紹介する「人・車両 入退管理ソリューション」は、NECの顔認証と映像分析の技術を組み合わせることで、外部作業者の入退管理の厳格化と効率化を実現するソリューション。

同ソリューションを活用することで、多数の外部作業者の車両入退を、車両・人・申請情報を紐づけることで、厳格な管理と効率化を両立し、工場入り口の渋滞緩和を実現することができるという。

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