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断熱性の低い家に住むと死亡率が上がる?! - SUUMOが発表した住まいの最新トレンドワード「断熱新時代」 とは

マイナビニュース / 2024年7月5日 16時41分

暖かい住まいでは風邪を引く子どもが4割少ないことや、女性の月経痛が4.5割少ない & PMS発症が3.4割少ないなどもわかっており、住まいの断熱性は私たちの健康に直結する必要不可欠な条件であるといえそうです。
■2030年までに"断熱等級5以上"が省エネ最低基準へ

では「断熱性が高い家」とはどのような家を指すのでしょうか。日本では住まいの断熱性を、等級1~7までの指標「断熱等級」で表しています。等級1を"無断熱"、等級数値が上がるほど高い断熱性とし、2025年4月以降の新築には等級4が義務化、2030年までには断熱等級5以上を義務化することが決まっています。

今年の4月には「省エネ性能表示制度」がスタートし、住宅や建築物を販売・賃貸する際の広告に、先の断熱性能も含めた省エネ性能ラベルを表示することが努力義務となりました。共通フォーマットで可視化されることで、住まいを選ぶユーザーが省エネ性能の把握や比較がしやすくなることが期待されます。
■性能向上リノベで既存の戸建も高断熱住宅に生まれ変わる

発表会の中では、高断熱住宅の実際の暮らしについても紹介されました。断熱等級6の住まいで暮らすMさん邸では、60平米の1LDLと30平米のロフト部分をエアコン1台で管理しているといい、暑い時期も寒い時期も、外の温度にかかわらず快適な室温が保たれているそうです。

こうした高断熱住宅は新築のみならず、既存住宅もリノベーションでの改善が可能だといいます。これまで戸建住宅は個別性が高くリノベ方法も一律でないことから、マンションに比べ性能向上が難しいとされてきましたが、工法や建材の進化により高い性能向上ができるようになりました。

住まい全体の断熱性を高める改善以外にも、実際に使用するゾーン一部のみ断熱性を高める方法や、2階建てのうち1階だけを工事する方法など、居住者の"したい暮らし"に合わせて選択肢はさまざまだといいます。

笠松氏は、「これまで断熱が注目されていたのは、脱炭素社会の実現や光熱費の削減がポイントでした。しかし今後は、健康寿命の延伸やQOLの向上に加え今までの概念を大きく上回る省エネ効果など、より身近なポイントに変化しています。健康でエコな新しい須磨の水準がはじまる、2024年はその"元年"として、「断熱新時代」というワードを発信しました」と改めて強調し、締めくくりました。
(早乙女)



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