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約133億年前の宇宙に球状星団の祖先の星団、JWSTの観測から早大などが発見

マイナビニュース / 2024年7月5日 17時16分

現在、超大質量ブラックホールがどのようにして誕生したのかわかっていないが、宇宙誕生からわずか5億年ほどの宇宙にすでに存在していることが確認されている。それだけの短時間で、なぜ太陽質量の100万倍以上(現在、100億倍以上の超大質量ブラックホールも観測されている)という規模にまで成長できたのかは謎であり、その起源に関しては、高密度な星団中でブラックホールの合体頻度が高まることで、より大質量なブラックホールが誕生するという仮説や、恒星同士の合体が暴走的に起こることで超大質量な恒星が誕生する仮説などが理論的に提案されてきたが、今回発見された高密度な星団は、まさにその舞台となる可能性が秘められているとする。

なお、研究チームでは、今回の研究成果について、球状星団の起源に迫ることだけでなく、「宇宙の夜明け」とも称される、宇宙誕生後から1~数億年後の第1世代の星(ファーストスター)が誕生し、10億年後ぐらいまでの時代に起きた、宇宙中の中性水素ガスの再電離化イベントの解明についても大きなヒントを与えるとしており、今回発見された星団は、宇宙再電離を引き起こした紫外線源である可能性もあるとしている。
(波留久泉)



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