1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. IT
  4. パソコン

「GEEKOM GT13 Pro」レビュー、縦横11cm強のボディにCore i9-13900Hを詰め込んだミニPC

マイナビニュース / 2024年7月6日 8時0分

今回試用した機材は、Core i9-13900Hにメモリ32GB(DDR4-3200 16GB×2枚)、SSD 2TB(PCIe 4.0)という構成の上位モデル。このほかに、Core i7-13620H/メモリ32GB/SSD 1TBのモデルも選択できます。

筆者は普段、メインの作業用PCとして、同じようなサイズでCore i7-13700Hを搭載する他社製ミニPCを使用しています。Core i7-13700HとCore i9-13900HはどちらもPコア6基+8基の計14コアで内蔵グラフィックスは96EUのIris Xe、消費電力(ベースパワー/ターボパワー)も変わらず、最大クロックが異なる程度の違いです。

ベンチマークを回してみたり、実際に置き換えて普段の作業にしばらく使ってみたりしましたが、このサイズのマシンの熱設計ではCore i7-13700HとCore i9-13900Hの性能差はほぼ見受けられませんでした。ハイスペックをこのサイズに詰め込むロマンはありますが、性能をフルを引き出せるのはもう一回り大きく設計に余裕のあるゲーミング/ワークステーション志向の小型PCになってくるでしょう。

性能面で思いがけず良かったところは、初期装備のSSD。本体を開けてみたら見慣れない赤いラベルのAcer製SSD(N7000)が現れたので「なんだか珍しいのが出てきたぞ」と思っていたら、シーケンシャルリード7000MB/s超のPCIe 4.0らしい高速なものでした。パーツの選定は明示されているわけではないので購入時期によって変わる可能性もありますが、ちょっとうれしい仕様ですね。

Core i9-13900Hのフルパフォーマンスを引き出せるとは言いがたい点を考慮すると、GT13 ProではCore i7-13620H搭載の下位モデルを検討してみても良いと思います。ただし、13620HはRaptor Lake-HのCore i7では一番下のSKUでCPUのコア数やGPUのEU数が違うので(Pコア×6+Eコア×4の計10コアで64EU)、先述のCore i7-13700Hとの比較のようにまったく差が付かないということはないはず。マルチディスプレイや高解像度環境でグラフィックス性能を削りたくない場合などは妥協しづらいポイントでもありそうです。

執筆時点における公式サイトでのクーポン適用価格後の実売価格は、Core i7-13620H搭載モデルが89,800円、Core i9-13900H搭載モデルが128,000円。4万円近い価格差があるので財布と相談しつつバランスを見て選ぶと良いでしょう。
(細田頌翔)



この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください