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【レポート】「芥見下々『呪術廻戦』展」渋谷ヒカリエで開催! - ネーム&下書きの大量展示に思わずため息

マイナビニュース / 2024年7月5日 19時30分

画像提供:マイナビニュース

7月6日から8月27日までの期間、「渋谷ヒカリエ」(東京・渋谷)のHikarie Hallにて開催される「芥見下々(あくたみ・げげ)『呪術廻戦』展」。ひと足早く、プレス向けに展示エリアが公開されたので、その内容をレポートします。

○『呪術廻戦』の創作工程を一挙公開

同展は、デジタル手法による『呪術廻戦』の創作工程を一挙公開する大展覧会。ストーリー、キャラクター、イラストワークの数々がいかにして生み出され、進化を遂げ、高みへと構築されるのか……、その全貌を、作者・芥見下々氏の解説を交えながら解き明かしていきます。

まずは同展が、「渋谷事変」の舞台となった渋谷で開催される点に注目! ファンにとっては、ワクワク感が高まるポイントとなっています。そしてエントランスには、巨大な年表が! 漫画・アニメ・ミュージカルなど芥見下々のデビューから「呪術廻戦」の歩みが紹介されていました。

会場にはさまざまな“領域”があり、最初のエリア「領域之壱 プロトタイプ&ネーム」では、「呪術廻戦」へとつながる前日譚「東京都立呪術高等専門学校」から、連載前に制作されたプロトタイプのネームが初展示されています。

また、「秘匿絵図之間」では、「呪術廻戦」の連載第1話(1巻)~第236話(26巻)のネームと下描きをプロジェクターで投影展示。ネームは4,400ページ以上、下描きは3,000ページ以上からなり、その惜しみない公開ぶりに、思わずため息……。作者の創作した物量と、費やした膨大な時間を感じることができました。ちなみにライターである筆者はここで、芥見氏と担当編集がやりとりした“返しネーム(担当編集がネームを読んで加えた指摘)”を興味深くチェックしました。

次に「領域之弐 デジタル作画メソッド」へ。同所では、構想から作画、アシスタント陣との作業連携など、デジタル作画ならではの緻密な創作工程をわかりやすく紹介。オブジェとして設置された「デジタル<多重層作画>立体模型」では、デジタル原画が重なり合う“レイヤー”を視覚的に体感することができ、“イラストの多重層構造”への理解が深まりました。

さらに、「領域之参 連載原稿総力解説」のエリアが圧巻!同所では、ストーリーごとに区切ったエリアで、キャラクター・設定・ストーリーについて、ネームや下書き、背景画を交えて作品作りの最深部を解説。芥見氏がQ&Aに答えており、これまで明かされていなかった部分にも触れられるようになっていました。

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