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iPad&iPhoneユーザー待望の片手デバイス「CLIP STUDIO TABMATE 2」、イラストコーチが試してみた

マイナビニュース / 2024年7月20日 6時0分

また、1つのボタンに1つの機能を割り当てている時より、連続押しの場合は反応が遅くなるので、連打して使いたいツールなどは避けて設定しました。

iPadの修飾キーがTABMATE 2で使いやすくなった

PCと液晶タブレットでイラスト制作する場合、クリスタの機能はキーボードのショートカットから操作できます。TABMETE 2を使用することで操作が楽になる場合もありますが、筆者の場合キーボードに慣れすぎていたので、PC作業時にTABMETE 2を使い忘れることもありました。

一方iPadはキーボードがないぶん、画面タップで直接的な操作ができるのが特徴です。ボタンをカスタマイズでき、コマンドバーやクイックアクセスなど他の操作方法も豊富なのですが、iPadのタップ操作では、キーボードでよく使うショートカットの中で上手くいかないものもありました。その1つがcommandキーやshiftキーなどの修飾キーです。

iPadの画面で表示される修飾キーは、押しながら他のキーもタップしなければならないため、反応が途切れてしまうことがあります。特によく使うshiftキーは直線、正方形、正円を引き、optionキーは画面上の色を拾うので無いと困ります。これらのキーをTABMATE 2に設定すると、ボタンをしっかり押すことで確実に反応するため、ストレスなく操作できます。

また、修飾キーを複数押しながらの操作を、1つのキーに設定することもTABMATE 2は可能です。例えば「レイヤー検索」は、複数枚レイヤーがあってもタップした箇所のレイヤーに飛べますが、command+shiftキーを同時に画面上でタップします。これがiPadではかなり難しいのです。

TABMATE 2では修飾キー2つを1つのボタンで設定できるので、iPad画面のタップ操作と比べてとても使いやすくなりました。色を塗っていく過程でレイヤー数が増え、どの部分がどのレイヤーにあるかを探すのが大変になってくることがありますので、TABMATE 2の導入でiPadでもこのショートカットが使えるようになったのはとても助かりました。

画面を広く使うポップアップ機能にも注目

iPadシリーズの画面のサイズは、約10インチか約13インチでそこまで大きくありません。そのぶん、パレットを多く出すと描ける範囲が狭くなります。クリスタは機能が多いので、すぐ見たいパレットも多いのですが、厳選しなければなりません。そこでTABMATE 2の「ポップアップで表示」を設定し、いくつかは必要な時にだけ表示してキャンバスを広くすることができます。

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