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ペトリ、メルコン、ズノー…かつて東京で作られたカメラは個性豊かだった!

マイナビニュース / 2024年7月9日 15時45分

画像提供:マイナビニュース

東京・麹町の日本カメラ博物館で「Camera・Made in TOKYO」と題した企画展が7月9日(火)から始まりました。戦前から1980年代まで、東京都内で製造されたカメラを一堂に展示。東京に拠点を置くカメラメーカーや、過去に東京に存在していたカメラメーカーの歴史および製造したカメラを知ることのできる企画展です。

今回の企画展では、タイトルのとおり東京都内で製造されたカメラが展示されています。昭和20年代の後半ごろから、長野県の諏訪地方など東京以外の国内で製造されることが増え、近年では中国やタイ、ベトナム、フィリピンなどでの生産が多いカメラですが、戦前あるいは戦後しばらくは東京都内で作られたカメラが少なくなく、一大生産拠点だったことをこの展示では認識させられます。言うまでもなく、都内に拠点を構えるカメラメーカーが多数あったことに加え、製造する工場の規模もさほど大きくなくてよかったことなども理由のようです。

ちなみに都内でカメラを製造していたメーカーは、ニコンやキヤノンなど現在も名を馳せる大メーカーから、消えて久しい小さなメーカーなど、まさに玉石混交。もちろん、製造していたカメラもさまざま。そのため、展示しているカメラは貴重なものが多いのも、この企画展の特徴です。精巧なつくりから、メーカーのカメラ製造に対する強いこだわりも展示から伺い知ることができます。

今回の企画展で展示されるカメラは約150点。23の特別区それぞれに分けられて展示されているほか、東京都下の市部で作られたカメラも見ることができます。

同博物館では常設展も行っており、往年のカメラや懐かしいカメラなど多数展示。同博物館の隣には、同じJCIIが運営するギャラリー(JCIIフォトサロン)もありますので、この機会に覗いてみてはいかがでしょうか。

○日本カメラ博物館特別展「Camera・Made in TOKYO」

開催期間:2024年7月9日(火)~10月20日(日)
開館時間:10~17時
休館日:毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は火曜日)
入場料:一般300円、中学生以下無料、団体割引(10名以上)200円
所在地:東京都千代田区一番町25 JCII一番町ビル地下1階

著者 : 大浦タケシ おおうらたけし 宮崎県都城市生まれ。日本大学芸術学部写真学科卒業後、雑誌カメラマンやデザイン企画会社を経てフォトグラファーとして独立。以後、カメラ誌および一般紙、Web媒体を中心に多方面で活動を行う。日本写真家協会(JPS)会員。 この著者の記事一覧はこちら
(大浦タケシ)

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