1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. IT
  4. パソコン

「Firefox 128」を試す - プライベートブラウジングの機能向上や新APIなども搭載

マイナビニュース / 2024年7月10日 17時22分

続いて、新機能であるが、以下のとおりである。

コンテキストメニューから選択したテキストおよびハイパーリンクされたテキストを他の言語に翻訳できるように。

この機能は、日本語版ではサポートされていない。

米国とカナダでは、アドレスバーを開いて元のページに戻るときに、最近の検索や現在のトレンドとなる検索が表示されるように。

ユーザーデータをクリアするため、新たなダイアログが追加された。設定メニューの[プライバシーとセキュリティ]の[Cookieとサイトデータ]で[データを消去]を選択すると、図7のようなダイアログが表示される。

カテゴリごとに表示され、選択した時間範囲に対応するデータ量なども表示される。

プライベートブラウジングでもNetflixなどのストリーミングサイトからの保護されたコンテンツの再生をサポートするように。
実験的ではあるが、Privacy Preserving Attribution API(PPA)をサポートするようになった。このAPIは、広告アトリビューションのためのユーザー追跡の代替手段を提供する。この実験はオリジントライアルを介してのみ有効となる。プライバシー意識の高まりから、サードパーティー製Cookie、クロスサイトトラッキング(複数のWebサイトをまたがる追跡)などが制限されるようになってきた。その一方で、広告主は広告が効果があるのか(アトリビューション)を判定しずらくなっている。そこで、ユーザーのプライバシー保護は維持しながら、広告主が広告が効果があるのかどうかを解析することが可能にする取り組みである。この機能は、設定メニューの[プライバシーとセキュリティ]の[Webサイト広告設定]で無効化できる。

macOS版:getUserMediaによるマイクキャプチャがシステム提供の音声処理を使用するようになり、オーディオ品質が向上。
Saraiki(skr)語をサポート。

Privacy Preserving Attribution API(PPA)など、実験的な取り組みも開始された。今後の動向にも注目したい。
セキュリティアップデート

同時に行われたセキュリティアップデートであるが、修正された脆弱性はCVE番号ベースで16件である。深刻度の内訳は、4段階で上から2番目の「High」が4件、4段階で上から3番目の「Moderate」が8件、4段階で上から4番目の「Low」が4件となっている。

「High」では、

Android版:タップジャックを防ぐためのアクティベーションの遅延を見逃し
クリップボードコンポーネントの範囲外の読み取り
Firefox 128、Firefox ESR 115.13、Thunderbird 115.13で修正されたメモリ安全性の問題
Firefox 128で修正されたメモリ安全性の問題

などが対応された。すみやかなアップデートをすべきであろう。
(c-bou)



この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください