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Ridgelinez、複数のAIが協調して動く「AIマルチエージェント」提供開始 - 機能をデモで紹介

マイナビニュース / 2024年7月11日 15時23分

画像提供:マイナビニュース

Ridgelinezは7月11日、AIマルチエージェントと予測AIを組み合わせて複雑なビジネスプロセスを支援するコンサルティングサービス「Ridgelinez AI-Driven Transformation」の提供を開始すると発表し、オンラインでデモを披露した。

同サービスのAIマルチエージェントは、AI同士が対話をしながらタスクを遂行するために関係するデータを分析してアクションを導出する。これにより、従来は人へ依存していた難易度が高い業務プロセスについて、省人化と高度化を支援するという。
○「AIマルチエージェント」とは?

同社が開発したAIマルチエージェントとは、複数のAIがタスクに応じて役割を分担しながら、人間のチームのように強調しながら作業を進める。それぞれのエージェントは必要に応じて、社内のデータベースや外部ツールにアクセスしアウトプットを生成する。

例として、スキルアップやキャリア形成に役立つ情報を提供する「アナリストAI」、スキルとキャリア要望に基づいて部門内でのキャリアパスを提案する「所属部門AI」、スキルとキャリア要望を考慮して最適なポストを紹介する「人事部門AI」、相談者に最適なキャリアコーチングを提供する「コーチAI」が互いに連携することで、業界や企業の将来を予測しつつ個人に最適なポストを提案し、スキル醸成までサポートできる。

○AIマルチエージェントのデモを紹介

説明会ではAIマルチエージェントを用いて、企業経営に関する意思決定支援と、記事作成支援の2つのデモが披露された。
○企業経営に関する意思決定の支援

まず、ユーザーが窓口となるリードAIに「今期の売上予測を基に、アクションプランを提案してください」と依頼すると、リードAIは作業を分解して実行計画を作成する。ここでは、今期の売上予測を把握するためにアナリストAIに売上予測の分析を依頼してから、その結果を基に営業AIに顧客ニーズや課題を確認する計画が立てられた。

続いて、リードAIはアナリストAIに「今期の売上予測を分析し、特に重要な案件を1件ピックアップして報告してください」と依頼。アナリストAIは売上予測モデルを利用して分析し、未達の部署における重要な案件として、「株式会社サンプル」をピックアップした。

次に、この情報に基づいてリードAIは営業AIに「株式会社サンプルのニーズや課題を教えてください」と依頼する。これに対して、営業AIは当該企業のニーズや課題を分析して回答する。デモでは、営業AIが「株式会社サンプルは、特にAIやIoT技術を活用した製品開発に関心を持ち、これらの技術を導入することで競争力を高めることを目指しています」と提案していた。

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