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熊本大、高強度と難燃性を併せ持つミルフィーユ型マグネシウム合金を開発

マイナビニュース / 2024年7月11日 19時57分

なお、軟質・硬質層状構造はミルフィーユケーキに因んで「ミルフィーユ構造」とされ、開発された合金は「ミルフィーユ型マグネシウム合金」と命名された。

研究チームは今後、CALの間隔をさらに広げたミルフィーユ型マグネシウム合金を作製し、キンク強化するCALの臨界間隔を明らかにしていくという。また、CALの間隔とキンク発生頻度とキンク強化量の相関関係を解明し、キンク強化メカニズムも解明していくとのこと。さらに、理論・計算科学グループと連携して力学実験と組織観察を進めることによってキンク強化理論の確立が行われ、熊本大発の新しい学術領域の発展を図っていくとした。

加えて、ロケットや航空機、ドローン、自動車などの輸送機器の構造部材および携帯電子情報機器の構造部材など、軽量化が望まれている幅広い分野での社会実装化を目指し、大型素材製造技術と応用製品の開発を産業界と連携しながら進めていくとしたうえで、特に熊本大発ベンチャーであるMGPortと協力して社会実装化を進めていくとしている。
(波留久泉)



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