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Microsoft 365およびMicrosoft Officeでアップデートエラーが発生中か

マイナビニュース / 2024年7月12日 8時6分

画像提供:マイナビニュース

Bleeping Computerは7月10日(現地時間)、「Microsoft 365, Office users hit by wave of ‘30088-27’ update errors」において、Microsoft 365およびMicrosoft Officeのユーザーがアプリケーションのアップデートでエラーに遭遇していると伝えた。影響を受けたPCでは、Microsoft 365およびOfficeのアップデート中にエラーコード「30088-27」のメッセージが表示され、アップデートが停止するという。
○Microsoft 365、およびClick-to-RunバージョンのOffice 2016、2019、2021に影響

Bleeping Computerによれば、この問題はMicrosoft 365と、Click-to-Run(C2R)バージョンのOffice 2016、2019および2021を使用しているユーザーのPCで発生しているという。最新のOfficeリリースであるバージョン2406(ビルド17726.20126)にも影響すると報告しているユーザーもいる。

問題が発生した場合、アップデートの検索中にエラーが発生した旨のエラーメッセージが表示される。エラーメッセージには「ネットワーク接続を確認して後で再挑戦してください」とも記されている。ただし、MicrosoftエージェントのLinn.L氏は、サポートフォーラムへの投稿において、この問題の原因の可能性として「ネットワーク上の理由」は除外されたと説明している。

この問題は自動更新でも発生する。一時的な回避策として、更新プログラムを無効にした上で、Office のバージョンをロールバックする方法が伝えられている。

○Officeをロールバックする方法

Linn.L氏は、Officeをロールバックする方法として次の手順を説明している。

Officeのバージョンを確認する。(任意のOfficeコンポーネントを開いて、[ファイル]-[アカウント]のページで確認できる)
管理者権限でコマンドプロンプトを起動する
コマンド「cd %programfiles% \Common Files\microsoft shared\ClickToRun」を実行する
コマンド「Officec2rclient.exe /update user updatetoversion=16.0.XXXXX.XXXXX」を実行する。(Xばバージョン番号)

ロールバックに成功したら、[ファイル]-[アカウント]のページで「更新オプション」の設定を「無効」にすれば、自動更新を停止することができる。

本稿執筆時点では、Microsoftはまだこの問題に関する公式な発表を行っていない。影響を受けたユーザーは、ロールバックした上で自動更新を無効にして、Microsoftによる解決策のリリースを待つのがいいだろう。
(杉山貴章)

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