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KDDI、「山小屋Wi-Fi」を100カ所に拡大 - povo2.0向け限定トッピングも提供

マイナビニュース / 2024年7月12日 12時51分

画像提供:マイナビニュース

KDDIは7月12日、2024年登山シーズンにおいて「山小屋Wi-Fi」の設置場所を日本百名山を中心とした100カ所の山小屋に拡大することを発表した。合わせて、povo2.0利用者向けの新料金プランや山の天気を確認するためのライブカメラも導入する。

○設置場所を100カ所に拡大

「山小屋Wi-Fi」は、KDDIがワイヤ・アンド・ワイヤレス協力のもと提供している、山小屋で利用できる有料Wi-Fiサービス。山岳地域では光ファイバー回線の敷設や通信環境の整備が困難なエリアが多数存在するため、モバイル通信を含めインターネットを利用できないケースが少なくなかった。これに対し、衛星通信サービスのStarlinkをバックホール回線として利用することでそういった場所でもインターネット接続を提供できるのが「山小屋Wi-Fi」のメリットとなる。

2023年に12カ所でサービス提供を開始しており、防災/天候情報の収集、家族/友人との連絡、SNS投稿、キャッシュレス決済、ネット予約などに活用できると山小屋の利用者/オーナーともに好評を博したことを受け、2024年夏の登山シーズンは設置場所を100カ所まで増やし、広く利用できるようにする。この対応により、日本アルプスエリアの日本百名山のうち約7割の山において「山小屋Wi-Fi」が利用できるようになるという。

日本アルプスエリアで「山小屋Wi-Fi」が設置されるのは、北アルプスが槍ヶ岳/穂高岳などの山小屋31カ所、中央アルプスが木曽駒ヶ岳などの山小屋5カ所、南アルプスが北岳/赤石岳などの山小屋23カ所など。このほか、富士山エリアや八ヶ岳エリアなどでも設置される。設置場所の情報は「山小屋Wi-Fi」の公式サイトで確認できるが、設置スケジュールなどは山小屋によって異なるため、各山小屋へ確認してほしいとしている。
○新料金プランの期間限定追加

「山小屋Wi-Fi」は、auユーザーは無料で利用可能。他キャリアのユーザーに対しては、2時間(300円)/24時間(600円)の料金プランを用意している。

さらに今シーズン、auのオンライン専用プラン「povo2.0」のユーザーに対して、山小屋Wi-Fiのチケットとpovo2.0のデータ通信をセットにした限定トッピングの提供を開始した。提供期間は10月10日の9時30分までで、「山小屋Wi-Fi」チケットの利用期限は11月30日。利用時間・期間とデータ通信量の異なる、次のふたつのトッピングが提供される。

山小屋Wi-Fi(30日間)+データ追加1GB(30日間):1,580円
山小屋Wi-Fi(24時間)+データ追加0.3GB(15日間):600円

なお、これらのトッピングを購入すると、購入後5日以内に「山小屋Wi-Fi」を利用するための引き換えコードがメールで届くようになっている。購入してすぐに利用できるとは限らないので注意されたい。
○山の天気がわかるライブカメラ

株式会社ウェザーニューズのもと、2024年8月以降にライブカメラを長野県の蓼品山頂ヒュッテに導入する。このライブカメラのデータ配信には「山小屋Wi-Fi」を活用し、ライブ配信で天候の変わりやすい山の中腹や登山道の様子を確認できるとしている。

ライブカメラの映像は、「ウェザーニューズ」アプリや「auスマートパス」アプリで無料公開する。ライブカメラを設置する山小屋も順次拡大するとしている。
(大塚洋介)

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