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Salesforce、臨床試験の課題を解決する「Life Sciences Cloud」発表

マイナビニュース / 2024年7月12日 17時52分

画像提供:マイナビニュース

Salesforce Japanは7月12日、インダストリー(業界別)ソリューションに関するプレスおよびアナリスト向けの説明会を実施した。説明会には、執行役員 ソリューション統括本部 インダストリーアドバイザー本部 本部長の國本久成氏が登壇し、「ライフサイエンス領域」のソリューションの最新アップデートについて語った。
製薬・医療機器メーカー向けのプラットフォーム「Life Sciences Cloud」

まず、國本氏は「ライフサイエンス領域およびLife Sciences Cloudの最新アップデート」について説明した。

同社は、医療機関や保険会社、Public Healthを担当している「ヘルスケア」と、製薬会社や医療機器を担当する「ライフサイエンス」という2つの大きなカテゴリーに分かれて事業を展開している。

今回紹介された「Life Sciences Cloud」は、データ、自動化、信頼できるAIを活用して、患者や医療関係者とのエンゲージメントをパーソナライズし、臨床業務を合理化する、製薬および医療機器メーカー向けのプラットフォームで、ライフサイエンスジャンルのソリューションだ。

「ライフサイエンス業界は岐路に立たされていると感じており、世界の健康に関わるAI市場は年率37%というスピードで増えてきており、AIへの関心・利用促進が伸びている市場だからです。また、コロナ禍以降に医療関係者の87%はライフサイエンス企業からの情報提供にデジタル、またはハイブリッドを好む傾向が出てきてると言われています。つまり、ライフサイエンス企業にとって、対面で営業に行っていた昔の商習慣がこの数年で大きく変わってきているのです」(國本氏)

そのため同社は、ライフサイエンス企業は顧客中心の体験を「信頼できるインテリジェンス、コネクテッド・データ、オープン・プラットフォーム」で提供する必要がある、と考えているという。

今回発表されたLife Sciences Cloudは、同社としては初めてのクリニカル(臨床試験)領域のソリューションとして、患者や医療関係者とのエンゲージメントの全領域でチームを連携させ、患者の登録・募集プロセス、治験のオンボーディング、コミュニケーションの改善を支援するものだ。

製薬企業および医療機器メーカーは、同ソリューションを活用することによって、コンプライアンスを順守しながら、ドラッグラグ(海外で使われている薬が、日本で承認されて使えるようになるまでの時間の差)を解消し、医療関係者や患者のエンゲージメントを高めることができるようになるという。
Life Sciences Cloudの機能

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