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デジタルカレッジKAGA、ドローン×生成AI活用の「温泉施設デジタルアーカイブ」サービス提供開始

マイナビニュース / 2024年7月16日 13時27分

画像提供:マイナビニュース

デジタルカレッジKAGAはこのほど、ドローンや生成AIなど複数手法を活用した「温泉施設デジタルアーカイブ」サービスの提供を開始した。

同サービスにおいては、高額な機材を使わず、現場で手軽に実施できる作業で、迅速かつ精密に温泉施設のデジタルアーカイブを組成、温泉の魅力をデジタル化する。ドローンコンプレックスKAGAの取組に共感して集まった人的ネットワークを駆使してこれを実現している。

モデルケースとして、加賀温泉郷山代古総湯を対象にした「古総湯プロジェクト」を実施。点群データの取得に取り組んだ。このプロジェクトでは、ドローンの自動航行による撮影と、汎用機器(スマートフォン等)を用いた外部構造データの収集を行い、生成AIを活用してデータの欠損を補完した。この方法により、高精度な建物の三次元モデルを迅速に作成し、施設の内部に関しても全天球カメラやスマートフォンを活用したウォークスルーやフォトグラメトリを実施した。
○汎用ドローンによる上空からの撮影

同サービスは、様々な汎用ドローンと撮影・センシング機材を柔軟に組み合わせ活用することが可能。古総湯プロジェクトで使用したドローンは、オープンソースの自動化が可能なエンルート製のZion QC730で、ArduPilot Mission Plannerを使用した自動化プログラムにより、完全自動ミッションでの撮影を実現。搭載されたソニー α6000 カメラは高精細な画像を取得し、実際の飛行時間は約5分だった。
○施設内のドローンやスマートフォンによる撮影

施設内のデジタルアーカイブ作成は屋外よりも複雑だが、DJI製のAVATAシリーズや4Kカメラを搭載したマイクロドローン、屋内用スマートフォン搭載ドローン、そしてローバー型移動体など、さまざまな機材を活用し撮影を行う。この撮影活動は、加賀市内外の運用パートナーと連携し、汎用機材を使用しながらも、温泉施設の業務の合間に迅速に実施。撮影されたデータは解析のために整理され、他の収集手法で得られたデータと統合される。
○スマートフォンx生成AIによる点群データの穴埋め

ドローンで撮影できない場所については、スマートフォンなどの汎用機器と生成AIを活用して自由視点の画像生成を行い、データを補完する。これにより、建物全体の精密な再現が可能となる。たとえば、古総湯プロジェクトでは、補完データの撮影にかかる時間は30分以内で、施設の休息時間内に迅速に作業を完了できる。
○全天球カメラによる撮影

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