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Windows Updateの自動化機能に不具合、当面はロールバックで対処可能

マイナビニュース / 2024年7月17日 14時33分

画像提供:マイナビニュース

Microsoftは7月12日(米国時間)、「Windows 11, version 23H2 known issues and notifications|Microsoft Learn」において、PowerShellやVBScriptなどのスクリプトからWindows Update Agent API(WUA)を使用してWindows更新プログラムを検索すると問題が生じると発表した。

これは、2024年6月25日にリリースされたWindows更新プログラム(KB5039302)をインストールしたユーザーに起きている現象で、IUpdateCollectionに存在するIUpdateオブジェクトのプロパティを照会した際に空の結果が返されたり、スクリプトからオブジェクトのメソッドを呼び出すとエラーコード0x8002802B(TYPE_E_ELEMENTNOTFOUND)が表示されたりする場合があるという。

○影響を受けるプラットフォーム

影響を受けるプラットフォームは次のとおり。

Windows 11 バージョン 23H2
Windows 11 バージョン 22H2

なお、Windows自動更新を使用している組織やHomeまたはProエディションを使用しているWindowsユーザーはこの問題の影響を受けにくいとされている。
○解決策およびMicrosoftの今後の対応

この問題は、既知の問題のロールバック(KIR: Known Issue Rollback)機能を利用して解決できる。KIRは更新プログラムのインストール時に既存のコードを残しておき、問題が発生した場合に原因となる場所のコードを元のコードにロールバックすることで問題を回避する仕組み。IT管理者は次のグループポリシーをインストールして構成する必要がある。

Windows 11 22H2 KB5039302 240711_20301 Known Issue Rollback

なお、使用しているWindowsバージョンに対応するグループポリシーをインストールして設定するよう、注意が促されている。デバイスを再起動することで設定が有効になり、グループポリシーによりスクリプトの問題の原因となる変更が一時的に無効になると説明している。

Microsoftは問題の解決に取り組んでおり、今後のリリースで修正を含む更新プログラムを提供する予定としている。解決策を含むアップデートがリリースされ次第、組織はこのグループポリシーの設定を行わずに問題を対処できるようになる。
(杉山貴章)

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