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富士通×Cohere、企業向けLLM「Takane(仮称)」開発開始 - Kozuchiで展開

マイナビニュース / 2024年7月17日 7時29分

○日本語LLM「Takane(仮称)」の開発に着手

富士通とCohereは戦略的パートナシップに基づき、CohereのLLM「Command R+(コマンド アール プラス)」をベースとした日本語特化のLLM「Takane(仮称)」を共同開発する。この名称は日本語の「高嶺」に由来し、日本語モデルで最高峰の性能を発揮するという目標を意味している。また、スパコン「富岳」にもあやかり、山に関する名前が付けられたという。

富士通はTakaneについて、AIサービス「Fujitsu Kozuchi」において9月より提供開始予定だとしている。将来的には、クラウドベースのオールインワンオペレーションプラットフォーム「Fujitsu Data Intelligence PaaS」や、Fujitsu Uvanceのオファリングを通して提供を広げる予定。

富士通はこれまでにも「ナレッジグラフ」と呼ばれる知識処理技術の研究開発を進めてきた。こうした研究の実績を活用して、企業が保有するデータをナレッジグラフとしてLLMに参照させる「ナレッジグラフ拡張RAG」を7月から、企業規則や法令に準拠するAIを実現するための「生成AI監視技術」を9月から、それぞれFujitsu Kozuchi上で提供開始予定。

富士通執行役員副社長でCTOおよびCPOを務めるヴィヴェック・マハジャン氏は「富士通とCohereのパートナーシップは、1+1が3にもなるようなものだと考えてほしい。Cohereは非常にわくわくする先進技術を持っている。高い精度と性能を持ちながらコンピューティングリソースを抑えた、エンタープライズ向けの生成AIモデルを両社で打ち出していく」と、今後の展開を語った。
(熊谷知泰)



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