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iPhoneが海に落下...どうすれば? - いまさら聞けないiPhoneのなぜ

マイナビニュース / 2024年7月17日 11時15分

画像提供:マイナビニュース

夏といえば、海水浴やシュノーケリング、パラセーリングなどマリンアクティビティの季節。体験そのものも楽しい記憶として残りますが、そのときの様子を写真や動画に残しておけば後日繰り返し楽しめます。その点iPhoneはベストパートナーといえますが、もし落水させてしまったら...。

iPhoneは高い防塵・防水性能を備えており、少し水に濡れた程度では影響ありません。iPhoneは高いレベルの防沫・耐水・防塵性能・防水性能を備えており、iPhone 12シリーズ以降はIEC(国際電気標準会議) 60529に基づくIP68等級(深さ6mまで、最長30分間)に適合しています。数値面でいえば、波打ち際に落とした程度ではビクともしません。

しかし、IEC 60529の試験は真水で行われるため、そのルールを3.5%前後の塩分を含む海水にそのまま適用することはできません。金属の接点部がある端子部分(Lightning、USB-C)に砂や海藻といった不純物が付着した場合、乾いたあとに接点不良などのトラブルを招く可能性もあります。真水はともかく、海水にiPhoneを浸してしまうのは基本的にNG、故障につながる行為といえるでしょう。

とはいえ、IP68等級適合という客観的な性能はダテではありません。運悪く海水に浸してしまっても、適切かつ迅速に対処すればiPhoneを救うことができます。

実際、筆者は趣味の海釣りでiPhone 15 Proを落水させましたが、無事に復活しました。海水から引き上げるまで1分ほどかかったものの、真水のシャワーで特に端子部を丁寧に荒い流したあとシャットダウン、じゅうぶん乾燥したことが確認できるまで電源オンしなかったことが奏功したのかもしれません。写真などのデータはもちろん通信などの機能にも異常はなく、すっかり元どおりです。

海上忍 うなかみしのぶ IT/AVコラムニスト。UNIX系OSやスマートフォンに関する連載・著作多数。テクニカルな記事を手がける一方、エントリ層向けの柔らかいコラムも好み執筆する。マイナビニュースでは、「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」のほか、前世紀から続く「(新)OS Xハッキング!」などを連載中。執筆以外では、オーディオ特化型Raspberry Pi向けLinuxディストリビューションの開発に情熱を注いでいる。2012年よりAV機器アワード「VGP」審査員。 この著者の記事一覧はこちら
(海上忍)

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