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マネーフォワード×三井住友カード、合弁会社の設立を含む資本業務提携

マイナビニュース / 2024年7月17日 17時47分

一方、三井住友カードは三井住友銀行などと共同で、2023年3月からOliveを提供し、銀行口座やカード決済、ファイナンス、オンライン証券、オンライン保険などの機能をモバイルアプリ上でシームレスに利用するが可能。サービス開始から1年で230万人超のアカウントが開設されており、7月中には300万アカウント超える見込みだ。

提携を通じ、マネーフォワード MEが持つ家計や資産を管理できる機能と、Oliveが持つ銀行口座、カード決済、ファイナンス、オンライン証券などの金融機能を掛け合わせることで、ユーザー起点の「オープンなお金のプラットフォーム」を創出していく考えだ。
展開予定のサービス、合弁会社は12月に始動

今後の展開予定のサービスは、シームレスな資金移動をマネーフォワード MEとOliveの機能を掛け合わせて実現し、口座管理画面でさまざまな金融機関の口座残高を一覧で確認できることに加え、ドラッグ&ドロップなどの直感的な操作で金融機関をまたいだ資金移動が実現できる機能を検討していく。

また、三井住友カードが持つクレジットカードの即時利用通知サービスと、マネーフォワード MEが持つ資産状況を見える化できる機能を掛け合わせ、クレジットカードの利用情報を迅速に家計簿へ反映できる機能を検討する。

さらに、三井住友カードのクレジットカードやOliveの利用状況と、マネーフォワード MEが持つ家計管理データの分析により、借入れ可能な金額を事前にサジェストする機能を検討。適切な借入れ額の設定で突然の出費に対する不安を解消するとともに、無理のない返済のサポートも行う。

加えて、マネーフォワード MEの利用状況に応じて「青と黄色のVポイント」が貯まる機能を検討していることに加え、家計・資産の状況や各種金融サービスの利用状況を分析し、お金の使い方を提案するAIアシスタント機能を検討。

そのほか、個人事業主や法人向けのビジネス領域においても、両社の強みを掛け合わせた、新たな顧客体験の実現を目指す方針だ。

合弁会社については2024年9月末に最終契約の締結とその公表を予定し、名称や所在地は現在準備を進めており、事業開始は同12月を予定している。
(岩井 健太)



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