電通デジタル、企業のAI利活用に向けたCDP構築プログラムを提供開始

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電通デジタルは7月18日、企業のAI利活用を最適化することを目的に、トレジャーデータが提供する顧客データ活用サービス「Treasure Data CDP」のスモールスタート導入支援プログラムである「CDP Growth Package」の提供開始を発表した。

○Treasure Data CDPとCDP Growth Packageの概要

Treasure Data CDPは、190以上の標準コネクタを備え、複雑なセグメンテーションとデータ統合を可能にしたCDP(カスタマー・データ・プラットフォーム)ソリューションで、最適な顧客インサイトの抽出とマーケティング施策の改善が可能。

CDP Growth Packageは、AI活用に関連するユースケースを限定することで、導入期間を最大3分の1、コストを最大10分の1にまで短縮し、Treasure Data CDPをスピーディに導入するプログラム。

各種データを連携し、顧客データを統合した顧客プロファイル作成のほか、AI利活用に向けたデータセット構築のための顧客プロファイルの分析・整理、分析結果に基づくセグメンテーションとAI活用に向けた施策提案などが含まれる。

企業は、AI活用のイメージを確実に把握した上でユースケースを徐々に拡大し、着実に事業成長につなげることが可能だとしている。
○今後の展望

今後は、Treasure Data CDPが保有する1stパーティデータと、電通デジタルのマーケティングソリューションブランド「∞AI」を連携させ、より洗練された顧客インサイトを得て施策に活かす計画だという。

例えば、対話型AIの開発支援ソリューション「∞AI Chat」では、1stパーティデータの統合により、顧客とのコミュニケーションの質と効率を向上させることが期待されているという。

電通デジタルは今後もトレジャーデータとの協力関係を強化し、Treasure Data CDPの活用を通じて、クライアント企業の事業成長と新たな価値創造を実現していく構え。
（早川厚志）