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柳楽優弥、TBSドラマ初主演 坂東龍汰演じる自閉スペクトラム症の弟のために生きる兄役

マイナビニュース / 2024年7月19日 4時0分

オリジナル脚本で男三人の物語と聞いて、すごくワクワクしました。
僕が演じる美路人は、柳楽さん演じる洸人の弟で、自閉スペクトラム症の青年です。生活の中で、強いこだわりがあったり、ある分野にすごく知識があったりします。そういった役を演じるのは、自分にとってチャレンジングだと思っています。美路人は、お兄ちゃんとずっと平穏な暮らしをしていたのですが、そこにライオンが現れたことで、大変な事件に巻き込まれていくことになります。そこにはサスペンスな展開だけでなく、笑えるシーンやかわいらしいシーンもあるので、そこをどうチャーミングに演じていこうか、今台本と格闘しているところです。
さらに、今回僕のお兄ちゃんを演じるのが柳楽さん。本当にずっと大尊敬していた先輩なので・・・実はすごく緊張しています(笑)。実際にお会いしたらすごく優しくて安心しました。兄弟の絆は、海外の映画や日本でも描かれてきていますが、僕自身すごく好きな題材です。今回はそこにサスペンスが重なってきますが、その中でも兄弟の絆や繋がりは丁寧に、柳楽さんと一緒に話し合いながら、表現していけたらと思っています。
一生懸命皆さまにおもしろい作品を届けられるように、これから美路人という役を生きようと思いますので、楽しみに待っていただけたらなと思います。よろしくお願いします!
○■編成プロデュース・松本友香コメント

家族の話、兄弟の話を企画したいと思い、2年前にこの企画の準備を始めたのですが、そのときにちょうど30代に入り、自分の生きている環境が安定してきて、ちょっとやそっとのことじゃ動じなくなり「変わらないこと」に落ち着いてしまう現状に不安を覚えたのが、この企画の種になったのかもしれません。
同じ場所にとどまることが、決して悪いことではないですが、挑戦できていない不安、閉塞感へのフラストレーションを抱えることは、普遍的な葛藤だと思い、そうした悩みを抱える主人公が大きな渦に巻き込まれたらどんな物語が生まれるだろうと想像しました。そんな種から始まった企画を脚本チームの徳尾さん一戸さんとオリジナルで作れること、皆でアイデアを出し合える信頼できるスタッフチームと作れること、そして柳楽さん坂東さんをはじめとする素晴らしいキャストチームとこのドラマを届けられることが、今からとても楽しみです。
今ある環境、そばにいる人、大切なモノについて見つめ直せるような時間になれたら、そしてエンターテインメントとして楽しんでもらえるヒューマンとサスペンスのドラマになれたらと思います。放送が終わる12月までの約半年間、素敵なドラマを届けられるよう精一杯、取り組んでいきます!

【編集部MEMO】
主演の柳楽優弥は、2004年に自身初の映画『誰も知らない』で、日本人初かつ史上最年少でカンヌ国際映画祭の最優秀男優賞を受賞したことで、日本だけでなく世界中にその名を轟かせた。『ゆとりですがなにか』(2016年・日本テレビ)シリーズなどの連続ドラマ、蜷川幸雄演出『海辺のカフカ』(2012年)をはじめとする舞台に出演するほか、配信ドラマ『ガンニバル』(2022年・ディズニープラス)では主演を務め、スリリングな作品だけでなく映画『銀魂』(2017年、2018年)シリーズのようなコメディ作品ではコミカルな芝居も見せるなど、あらゆるプラットフォームで様々な役を自在に演じている。

(C)TBS
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