「麻疹(はしか)」にかかった人に聞いた、最多の症状は?【1000人調査】

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ナビットは7月19日、「麻疹について」のアンケート調査の結果を発表した。調査は2024年5月、20代～80代の男女1,000人を対象にインターネットで行われた。
○麻疹の世界的流行、知っている人は7割

今年に入り、日本でも麻疹の感染例が複数報告されているが、WHOが発表した情報によると、2023年、世界での麻疹の感染者数は32万人で、前年の1.8倍に増加したという。特にヨーロッパでは前年の60倍の感染者数が報告されており、ヨーロッパで感染拡大していることがわかる。麻疹の原因は「麻しんウイルス」と呼ばれるウイルスで、10日前後の潜伏期間を経て、熱や咳、鼻水など、風邪のような症状が現れる。数日で熱はいったん下がるものの、再び39度以上の高熱が出て、その後、全身に赤い発疹が現れるのが特徴だという。1週間から10日ほどで多くの人は回復するが、肺炎や中耳炎などの合併症を起こしやすいため、注意が必要な病気の1つといえる。

男女1,000人に「現在、麻疹(はしか)が世界で流行していることを知っていますか?」と質問したところ、「知っている」が71.3%、「知らなかった」が28.7%という結果という結果に。
○麻疹のワクチンを受けたことがある人は3割

「麻疹(はしか)のワクチン(予防接種)を受けたことがありますか?」という質問については、「1回受けた」が25.2%、「2回受けた」が9.2%と、合わせると34.4%の人がワクチンを受けていると回答した。また、「覚えていない・分からない」という回答が51.1%だった。
○麻疹「罹った」人は3割

「麻疹(はしか)の罹患歴」については、「罹った」が30.9%、「罹っていない」が30.7%、「覚えていない・分からない」が38.4%という結果に。罹った人と罹っていない人の比率は同程度のようだ。
○麻疹に罹患したときの症状は「熱」が最多

「麻疹(はしか)の罹患したときどのような症状がでましたか?」という質問を複数選択可で行ったところ、「熱」が164人、「発疹」が116人、「倦怠感」が29人という順になった。
（Yumi's life）