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iPhoneで「集中力の妨げになる雑音」を取り除くには? - いまさら聞けないiPhoneのなぜ

マイナビニュース / 2024年7月23日 11時15分

画像提供:マイナビニュース

絶えず聞こえる耳障りな雑音は、音の発生源を見つけて止めることができないかぎり、こちら側で取り除くか、ほかの音で上書きするかのどちらかで対処するしかありません。iPhoneの場合、前者の方法としてはイヤホンに装備のノイズキャンセリング機能がありますが、それなりの初期投資が必要です。

後者の方法としては、「バックグラウンドサウンド」があります。波の音や雨の音など計6種の効果音を絶えず流し続けることで、耳障りな音を覆い隠してしまおうというわけです。音の出力先はiPhone内蔵のスピーカーはもちろん、Bluetooth接続したスピーカーやイヤホン/ヘッドホンも選択できます。ただし、AirPlayデバイスは対象外で、バックグラウンドサウンドはiPhone内蔵スピーカーから出力されます。

バックグラウンドサウンドは、iPhoneのバッテリーがもつかぎり延々と音を出し続けることができます。音楽の場合、1時間、2時間と続く曲はなかなか存在せず、プレイリスト再生やランダム再生をするにしても選曲という手間はついて回りますが、バックグラウンドサウンドはその必要がありません。

たとえば、少しばかり騒がしいオフィスで集中して書類仕事を進めたいとします。9時から17時の勤務時間中は断続的にノイズ/騒音に悩まされることになりますが、オープンイヤーヘッドホンのように装着する負担が少ないデバイスから「ダークノイズ」や「海(打ち寄せる波の音)」といったバックグラウンドサウンドを出し続ければ、周囲に迷惑をかけることなく雑音をマスクできます。

しかもバックグラウンドサウンドは音楽などほかの音と重ねあわせて出力できるため、アプリ利用の妨げにはなりません。バックグラウンドサウンドの音量をかなり上げていても、ほかの音も聞き取れるよう自動調整されるため、波の音や雨の音にかき消されることなく音楽やゲームの効果音を楽しめますよ。

海上忍 うなかみしのぶ IT/AVコラムニスト。UNIX系OSやスマートフォンに関する連載・著作多数。テクニカルな記事を手がける一方、エントリ層向けの柔らかいコラムも好み執筆する。マイナビニュースでは、「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」のほか、前世紀から続く「(新)OS Xハッキング!」などを連載中。執筆以外では、オーディオ特化型Raspberry Pi向けLinuxディストリビューションの開発に情熱を注いでいる。2012年よりAV機器アワード「VGP」審査員。 この著者の記事一覧はこちら
(海上忍)

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