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「CITIZEN」ブランド時計100周年記念イベント、「The Essence of Time」を見てきた(後編)

マイナビニュース / 2024年7月23日 11時45分

外気温と体温の差で発電する特殊な給電方式を採用。ケース上部を放熱線で冷却する一方で、ケースバックは装着者の腕を密着させて熱をムダなく拾えるよう、緩やかに婉曲した形状になっている。レトロSF的なデザインとユニークな発想がマッチした製品だ。

○エコ・ドライブの電力残量がわかる「プロマスター エコ・ドライブ E210 パワーリザーブ クロノグラフ」2004年

「クオーツで機械式クロノグラフを超える機能」をテーマに開発されたクロノグラフムーブメント「E210」を搭載。また、エコ・ドライブとして初めて、時計の充電量を文字板上で確認できるパワーリザーブ表示を12時位置に搭載した。

○世界初! 音声メモ機能付きウォッチ「VOICE MEMO」1984年

6秒間の音声録音・再生が可能なモデル。音声記録エリアには、当時として最先端だった64キロビットメモリーチップを用い、音声をデジタルデータ化して格納した。記録と再生は、それぞれ時計下部の「REC」「PLAY」ボタンでいつでも行える。

しかし、そんな機能そのものより、このモデル最大の魅力は、音声メモが使えることをフェイスデザインで視覚的に表現している点だ。まるで旧車のキャビネットのような、地球防衛軍隊員が持つ通信機のようなデザインは、当時の子どもたちの心に強く刺さったに違いない(※大人向け商品です)。
○世界初の多極受信型電波時計「Radio-Controlled」1993年

「この時計、どうして中央にヒューズが付いているんだろう?」と思った皆さん。これは電波時計の受信アンテナなのです。

アンテナ設置による制限をものともせず、左上をカレンダー、左下をタイムゾーン、右を時計と、フェイスを大胆に3分割。ぶ厚いカットガラスの風防とコニーデ形状のセラミックベゼルの中に収めた。

世界初(シチズン調べ)の多極受信型電波時計を作ったのもまたシチズンだった。「世界初」を名乗れる製品の多さは、技術力の高さはもちろん、挑戦する精神の強さ、発想のユニークさの証明でもある。
○極小ムーブメント5連装「MEME OF CITIZEN」2002年

世界主要都市の時刻をすぐに確認できる、世界を旅する女性のためのレディスウォッチ。バングル形状のシャープなケースに極小クオーツムーブメントで駆動する5つのウォッチフェイスを縦並びにセットし、タイムゾーンが異なる5つの都市について現在の時刻を同時に見ることができる。

2007年には、本作のムーブメントが「世界最小のムーブメント」として、ギネス世界記録にも認定された。
○脱着可能な回転ベゼル「PROMASTER PROFESSIONAL DIVER 1000m」2002年

レジスターリング分解構造を持つ飽和潜水対応ダイバーズウォッチ。本来、ユーザーによる分解など認められないダイバーズウォッチだが、「PROMASTER PROFESSIONAL DIVER 1000m」はこれが可能。リングに砂が混入しても、ユーザーが自分で分解清掃できる。

その意外性と、自分のツールを自分でメンテできる喜びが、この時計にはあるのだ。1,000mの水圧に耐えるプロギアとしての性能と信頼性を体現するかのような重厚なデザインも魅力。
(青木淳一)



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