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北海道のパウダースノーが温暖化で失われる? - 北大と気象庁の将来予測

マイナビニュース / 2024年7月23日 15時14分

この結果について研究チームは、冬の気温が高く、このような粒子が増えた将来の北海道の降雪は、現在の本州(主に北陸地方~東北地方の日本海側)の降雪と似ているとする。これにより、現在は、さらさらとした特徴の雪質をもたらすことが多い北海道の雪が、温暖化が進むと、将来的には現在の本州で降るような雪になることが明らかにされた。

現在の天気予報や気候予測のシミュレーションでは、降雪量や積雪量といった降った雪の総量を調べることは可能だが、降雪粒子の特徴を調べることはできない。しかし今回の研究により、降雪粒子の成長過程を直接計算することで、降雪粒子の特徴の予測や降雪粒子の将来変化の計算が可能になることが示された。降雪粒子の特徴は、雪の重さや雪質、雪崩の発生に密接に関わることから、研究チームは今回のような研究を進めることで、雪氷災害の予測を通じた防災に貢献するのみならず、雪質の分析を通じて観光業にも貢献することが期待されるとしている。
(波留久泉)



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