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オープンイヤーヘッドホンの音量が上がりません!? - いまさら聞けないiPhoneのなぜ

マイナビニュース / 2024年7月24日 11時15分

画像提供:マイナビニュース

最近よく見かける「オープンイヤーヘッドホン」。文字どおり、耳を完全に塞がず音を出すヘッドホンで、ここ数年は耳に掛けるタイプの製品が人気です。軽快・開放的な装着感が特長で、耳穴に挿し込むカナル型のような圧迫感・閉塞感がありません。左右分離の完全ワイヤレスタイプも登場するなど、ひとつの製品カテゴリを築いています。

そのオープンイヤーヘッドホン、カナル型と比較すると音量が不足して感じるかもしれません。小さないスピーカーが耳穴に覆いかぶるような構造のため、いわゆる"音漏れ"を完全に防ぐことができず、そのぶんリスナーには音量が下がって聞こえるからです。

だから、オープンイヤーヘッドホンを利用する場合は、カナル型より音量を大きめに設定しますが、iPhoneでは「音量制限機能」に留意しなければなりません。iOS 14.2で追加されたこの機能は、音楽などの音が指定した音量(デシベル値)を超過しないよう自動調整することで聴覚の健康を守る役割を果たしますが、カナル型に合わせてデシベル値を設定していると、オープンイヤーヘッドホンで聞いたときに音量不足に感じかねません。

音量を最大まで上げても音が小さく感じる場合には、「設定」→「サウンドと触覚」→「ヘッドフォンの安全性」の順に画面を開き、「大きな音量を低減」スイッチをオフにして音量制限機能を無効化するか、スライダーを操作してデシベル値を増やしましょう。

なお、2機以上のBluetoothイヤホン/ヘッドホンを利用している場合、切り替えると音量が失われることがあります(イヤホン/ヘッドホンごとの音量は記憶されない)。その場合、接続を切り替えるつど音量を調整しましょう。

海上忍 うなかみしのぶ IT/AVコラムニスト。UNIX系OSやスマートフォンに関する連載・著作多数。テクニカルな記事を手がける一方、エントリ層向けの柔らかいコラムも好み執筆する。マイナビニュースでは、「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」のほか、前世紀から続く「(新)OS Xハッキング!」などを連載中。執筆以外では、オーディオ特化型Raspberry Pi向けLinuxディストリビューションの開発に情熱を注いでいる。2012年よりAV機器アワード「VGP」審査員。 この著者の記事一覧はこちら
(海上忍)

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