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ボールペンから20万円のスマホまで手がけるシャオミの製品が日本でも増えている

マイナビニュース / 2024年7月24日 11時0分

ボールペンの販売だなんて、他に売るものが無いのだろうかなんて揶揄したくなる気持ちもあるかもしれません。しかしシャオミの製品開発力はIT製品を超え自動車分野にも進出しています。今年3月に中国で発表したEV(電気自動車)の「SU7」は、予約開始から27分で予約台数の5万台が完売になったとのこと。中国のシャオミストアの一部はカーディーラーのようにSU7を展示しており、週末となれば多くの家族ずれが実車を試乗しにくるほど人気になっています。SU7は試作モデルではなくすでに中国の街中を走っており、数年以内に自動車業界で存在感を高めることでしょう。

日本市場に話を戻すと、この7月にはロボット掃除機の最新モデル「Xiaomi ロボット掃除機 S20」も投入するなど、まずは売れ筋の家電から投入していく考えのようです。中国では電子レンジや洗濯機までも売っているそうですが、さすがに日本では大手メーカーや良質な格安モデルがあるため参入は難しいところ。家電のラインナップは海外ほど増えないかもしれませんが、それでもシャオミのスマートフォンからコントロールできる利便性は高く、今後様々な製品を投入してほしいものです。

シャオミが得意とする「コスパ」分野ではワイヤレスイヤホン「Redmi Buds 6 Active」を1,980円で発売。ここまで安いとノーブランド品よりもシャオミの製品を選んだほうが安心かもしれません。またデザインと音質に優れたオープンイヤーのワイヤレスイヤホン「OpenWear Stereo」も1万4,800円です。メーカーを問わず各社のスマートフォンで使えますから、はじめて買うシャオミ製品がワイヤレスイヤホンだった、という人もこれから増えるでしょう。

スマートフォンメーカーという印象のシャオミですが、今後日本でも生活家電や雑貨など取扱製品の幅を広げていくでしょう。いずれオープンするであろう日本のシャオミストアは、買うものが無くても立ち寄ってしまう、楽しい製品であふれるお店になることが期待されます。

富永彩乃+山根康宏 富永彩乃(とみなが あやの) ITジャーナリスト/自撮り端末研究家。日本や海外各国のIT事情、特に海外の最新スマートフォンやビデオコンテンツサービスに精通。海外展示会の取材も積極的にこなし、現地からライブ配信によるレポートや動画撮影・編集も自身で行っている。スマートフォン複数台を常に使いこなし、TVやメディアへの出演も多数。 山根康宏(やまねやすひろ) 香港在住の携帯電話研究家。海外(特に中国)のスマートフォンや通信事情に精通。IoT、スマートシティー、MaaS、インダストリアルデザインなど活動の幅は広い。最新機種のみならずジャンク品から百万円のラグジュアリーモデルまであらゆる携帯電話・スマートフォンを購入する収集家でもあり、その数はまもなく1800台に達する。 この著者の記事一覧はこちら
(富永彩乃+山根康宏)



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