1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. IT
  4. IT総合

RPAの利用状況、中小企業は導入が増え中堅・大手企業は横ばい- MM総研が調査

マイナビニュース / 2024年7月24日 16時0分

ベンダーシェアは、Microsoft Power Automateが24%(前回調査から 2 ポイント増)で1位で、Microsoft365のライセンスを有効活用することで、既存のRPAからの切り替えも進んだ結果だという。一方、首位を獲得し続けていたWinActorは21%(5ポイント減)で2位に順位を下げ、3位は米UiPathの「UiPath」の16%(同5ポイント減)。全体的に複数利用していたツールを減らし、集約する動きがみられる。

一方で、中小企業向けのRPAは大手企業の各拠点や各課など、企業よりも小さな単位でターゲティングされ、導入が始まっている。今後は再び分散する形で、中堅・大手企業のRPAの浸透率が上がるとMM総研は予想した。

中堅・大手企業では、半数以上の企業がRPAなどのツールを利用して、全社レベルの自動化を目指している。その一環として、RPA導入企業の間で生成AIとRPAを組み合わせ、さらに自動化の範囲を広げる動きがあるという。本格的に活用済みの企業は 10%とまだ少ないが、試験段階や一部の領域での活用は21%、準備中や検討中の企業は53%と期待が高まっている。ツールベンダーも機能の拡充やユースケースの提供など取り組みを強化している。

全社レベルでの自動化を実現するためには、SIベンダーの協力が不可欠であり、調査によれば約70%の企業が外部ベンダーの支援が必要と考えている。支援してほしい内容は前回調査と異なり、「適切なデジタル技術やソリューションの提案」が1位となった。生成AIを含む技術の進化が速く、企業側も追いつくための支援を求めている状況だという。
(早川厚志)



この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください