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実はコスパもタイパもいい? ホテル暮らし歴3年の20代会社員に実際のところを聞いてみた

マイナビニュース / 2024年8月1日 11時0分

「本来ならば固定費である住居費ですが、ホテル暮らしですと変動リスクがあります。金銭的に厳しいときは、地方のホテルに行ったり、マンスリーマンションのような場所に移ったりもします。」

確かに一般的な賃貸暮らしに比べて費用はかさみ、価格の変動リスクもあるなど、金銭的なデメリットはあるかもしれない。しかしイワタさんは、それ以上のメリットをホテル暮らしに感じている。時間に余裕が生まれ、資格の取得や趣味の筋トレ、旅行の時間を増やすことができたそうだ。

「家を持つことで生まれる契約や手続きに縛られないので、自分のライフスタイルに合わせて、結婚や転職などの変化に柔軟に対応できるところがいいですね。初期費用をかけずに住み始められたり、さまざまな場所に居住することで経験値を若いうちに貯められるところも、メリットです。」
○ホテル暮らしに向いているのは「コト消費型」の人

これまでさまざまなホテルを転々としてきたイワタさんだが、ホテル暮らしを始めるときには、家具や家電などを処分して、今までの生活スタイルを完全に手放すことへの抵抗感もあった。

その経験も踏まえると、"モノ消費"よりも"コト消費"に価値を見出せる人がホテル暮らしに向いていると語る。

「スーツケース2個で移動し、生活しているので、持てるモノは少ないです。でもその分、普通の賃貸では住めない場所で暮らしたり、その場所で暮らしているからこそできる体験に、メリットを感じています。そう思える人に、このライフスタイルは合っているのではないかと思います。」

また、パソコン1台あれば仕事ができるようなライターやデザイナー職に関わらず、一般企業に勤める会社員でも、ホテル暮らしを始めることは十分可能だという。

「可処分時間が増えるので、頑張れるギリギリまで仕事をしていたい、仕事に全集中したいという人にとっては、ランニングコストの良い暮らしではないでしょうか。」
○ホテル暮らしが生む"ゆとり"とは

最後にホテル暮らしが生み出す、生活のゆとりについて尋ねた。

「ホテル暮らしは、水道や電気、入居期間の契約もないので、自分を縛るものがなくて、"今決めなくていい環境"が常にあるんです。それが生活だけでなく気持ちにも、余白を生んでいると思います。ライフスタイルの可変性を常に持っておけることが、ホテル暮らしのいいところですね。」

一見ハードルが高そうな「ホテル暮らし」。あらゆるものに追われがちな現代人だからこそ、新たな生活様式を楽しんでみてもいいのかもしれない。

※写真はイワタリサさん提供
(岩木華子)



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