アドビ、Photoshopの「画像を生成」を正式版に導入 - 「選択ブラシ」も追加

画像提供：マイナビニュース

アドビは7月23日（米国時間）、Adobe Photoshopの2024年7月リリース（バージョン25.11）の提供を開始した。同日より順次、Adobe Photoshopデスクトップアプリにアップデートが提供され、Webアプリ版でも機能を利用できる。

今回の新バージョンでは、4月にパブリックベータ版で提供が開始された新機能のうち、「画像を生成」「ディティールを向上」「調整ブラシ」などが正式版に導入されるほか、「選択ブラシ」などの新機能も追加される。

新機能のうち、生成AIによる「画像を生成」「ディティールを向上」の機能はいずれも4月のパブリックベータ版で導入されたもので、正式版へ導入となってもベータ版のときと大きな違いはないようだ。

選択ツールに追加された「選択ブラシ」は、ブラシで画像上の選択したいエリアをなぞるだけで選択範囲を指定できるというもの。通常のブラシと同様に不透明度や硬さの設定できるので、半透明の選択やエッジをぼかしての選択が行えるようになり、より柔軟に選択や合成、フィルターや塗りつぶしの適用ができるようになる。

これらのほかには以下のような新機能／アップデートが導入される。

テキストツールの強化：箇条書きや番号付きリストをより素早く・より簡単に行えるようになった。
コンテキストタスクバーの拡張：シェイプやオブジェクトの回転で頻繁に使う設定が追加された。
色調補正パネルのUI変更：「色調補正」パネルのUIが変更され、項目のアイコン表示のみだった従来のUIから、項目名付きのアイコン表示とリスト表示を切り替えられるようになった。
（大塚洋介）