出生率低下、東京都内在住のZ世代8割が「心配」 - その最大の理由は?

画像提供：マイナビニュース

サンマリエは7月24日、Z世代の理想の結婚に関する意識調査の結果を発表した。調査は2024年7月8日～7月9日、「2023年度の出生数結果が、合計特殊出生率1.20(東京は0.99)ということを知っている」と回答した、都内在住のZ世代(20～26歳)の男女105名を対象にインターネットで行われた。

「Q1.あなたは、合計特殊出生率が低下していることに関して、どのように感じていますか」と質問したところ、「非常に心配」が32.3%、「やや心配」が48.6%という回答となった。

○心配する理由「若年層の経済的負担が増すから」が上位

Q1で「非常に心配」「やや心配」と回答した人に「Q2.心配に感じる理由を教えてください」と質問したところ、「若年層の経済的負担が増すから」が64.7%、「少子高齢化がさらに加速するから」が52.9%、「医療や介護の負担が増すから」が48.2%という回答となった。

○Z世代が考える、出生率が低下している原因は?

「Q3.出生率が低下していることの原因はどのようなことだと考えますか」と質問したところ、「経済的不安」が57.1%、「十分な子育て環境の不足」が46.7%、「仕事と子育ての両立の難しさ」が46.7%という回答となった。

○「政府の支援の薄さ」や「女性の社会進出」などの原因も

Q3で「わからない/答えられない」以外を回答した人に、「Q3で回答した以外に、出生率が低下している原因であると思われることがあれば、自由に教えてください」と質問したところ、「政府の支援の薄さ」や「女性の社会進出」「1人の時間が充実している」「社会的に忙しくなって、結婚に向けた活動に時間を割けなくなった」「児童虐待が増えていることで自分が子どもを持つことに対して不安を抱いている人もいると思う」など64の回答が寄せられた。
○Z世代が考える理想の結婚年齢は?

「Q5.理想の結婚年齢についてどのように考えていますか」と質問したところ、「25歳以上～30歳未満」が57.1%、「20歳以上～25歳未満」が12.4%、「結婚したくない」が10.5%という回答となった。

○理想の結婚相手に求める条件1位は「一緒にいて安心できる」

Q5で「結婚したくない」以外を回答した人に「Q6.理想の結婚相手に求める条件は何ですか」と質問したところ、「一緒にいて安心できる」が61.7%、「経済的な安定」が45.7%、「金銭感覚の一致」が43.6%という回答となった。

○7割が結婚後「子どもを持ちたい」意向

Q5で「結婚したくない」以外を回答した人に「Q7.あなたは結婚後、子どもを持ちたいと思いますか」と質問したところ、「はい」が67.0%、「いいえ」が14.9%という回答となった。

○「子どもが好きだから」「両親に孫を見せたいから」

Q7で「はい」と回答した人に「Q8.将来子どもを持ちたいと考える理由を教えてください」と質問したところ、「子どもが好きだから」が38.1%、「両親に孫を見せたいから」が38.1%、「子どもと生活すると楽しそうだから」が30.2%という回答となった。

○Z世代の6割が別居婚に「肯定的」

「Q9.あなたは別居婚についてどう思いますか」と質問したところ、「とても肯定的」が11.4%、「やや肯定的」が46.7%という回答となった。
（Yumi's life）