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iPhoneの内蔵スピーカーで音楽を聴くときのベストな位置は? - いまさら聞けないiPhoneのなぜ

マイナビニュース / 2024年7月25日 11時0分

画像提供:マイナビニュース

イヤホンもBluetoothスピーカーも使わず、iPhoneの内蔵スピーカーで音楽を聴く人をときどき見かけます。音楽の聴きかたは人それぞれ、自由なスタイルで構いませんが、どうせならいい音で楽しみたいですよね。

iPhoneの内蔵スピーカーは、モデルごとに位置と数が異なります。iPhone 15 Proを例にすると、画面上部・ダイナミックアイランドの少し上にある爪が差し込める程度の隙間と、画面下部・USB-Cコネクタ右横にステレオスピーカーが配置されています。この画面上部/下部にあるスピーカーの特性を生かすことが、iPhone 15 Proにおける音質向上のポイントです。

画面上部/下部のスピーカーは、iPhoneを水平方向にしたときに実力を発揮します。それぞれのスピーカーがLチャンネルとRチャンネルを担い、約14cmの距離を確保することで、ステレオらしい音場の広がりを再現できるのです。iPhoneを垂直方向に構えた場合、水平方向のときと比べると音場の広がりは狭く感じられるはずです。

iPhoneを机に置いて音楽再生するのは考えものです。たとえばディスプレイを上にしてiPhoneを机に置くと、画面下部のスピーカーの音は机の表面で反射してしまい、不自然な音になります。カーペットのような柔らかい素材の上に置いた場合も、高音域が吸収されるためバランスの悪い音になります。

以上のモデル固有の事情を踏まえると、スタンドなどのiPhoneを固定するアクセサリを使わず"そこそこいい音"で楽しめるのは、iPhoneを水平方向に手持ちすることです。長時間聴き続けるには体の負担があるものの、音の反射を気にする必要がなく、音場の広がりも確保できるので、自分が気に入った1曲を友人に聴かせたいときには悪くない方法ですよ。

海上忍 うなかみしのぶ IT/AVコラムニスト。UNIX系OSやスマートフォンに関する連載・著作多数。テクニカルな記事を手がける一方、エントリ層向けの柔らかいコラムも好み執筆する。マイナビニュースでは、「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」のほか、前世紀から続く「(新)OS Xハッキング!」などを連載中。執筆以外では、オーディオ特化型Raspberry Pi向けLinuxディストリビューションの開発に情熱を注いでいる。2012年よりAV機器アワード「VGP」審査員。 この著者の記事一覧はこちら
(海上忍)

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