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誰でも乗れるいすゞのトラック! 新型車「エルフミオ」の特徴は?

マイナビニュース / 2024年7月25日 12時0分

画像提供:マイナビニュース

いすゞ自動車は小型ディーゼルトラックの新型「エルフミオ」(ELFmio)を発売する。オートマチックトランスミッション(AT)限定の普通自動車運転免許(いわゆる普通免許)でも運転できる「だれでもトラック」という触れ込みだが、特徴は? 実物を確認してきた。

だれでもトラックが必要な理由

「だれでもトラック」が登場する背景には「物流2024年問題」がある。慢性的なトラックドライバー不足が今後、深刻さを増すかもしれない。少子高齢化による輸送の担い手総数の減少、労働環境などさまざまな課題が浮上する中で、免許制度の移り変わりも大きな原因となっている。

2007年6月1日以前は、普通免許があれば車両総重量8トン、最大積載量5トンまでのクルマを運転できた。ところが、2007年6月2日に「中型免許」が新設されると、新規の普通自動車免許取得者(以下、新規取得者)が運転できる範囲は車両総重量5トン、最大積載量3トンまでに制限されることに。さらに「準中型免許」がスタートした2017年3月12日以降の新規取得者は、車両総重量3.5トン、最大積載量2トンまでしか運転できなくなった。このように、そもそもトラックを運転すること自体のハードルが上がってしまっており、ドライバーの人材不足に拍車をかけているのだ。

こうした現状を踏まえいすゞは、「トラックを運転することが難しいというイメージを払拭したい」(南真介社長)との思いから誰でも乗れるトラックの開発に着手。完成したのが「エルフミオ」だ。

誰でも乗れるトラックを実現するために、最大の課題となったのが車体の軽量化。ただ軽量化すればいいわけではなく、トラックとして求められる高い堅牢性や耐久性は担保しなければならないためだ。

いすゞは「エルフミオ」の開発にあたり、エンジン、トランスミッション、サスペンション、フレームといった根幹部品をはじめとする多くの部品を見直すことで、相反関係にある軽量化と堅牢性・耐久性を高次元でバランスさせながら、普通免許で乗れる車両総重量3.5トン以下のトラックという難題をクリアしたという。

パワートレインは欧州で実績のある1.9Lディーゼルエンジン「RZ4E」を採用。トランスミッションは6速ATを組み合わせる。これにより、小排気量を感じさせない走行性能を実現するとともに、AT限定普通自動車免許でも運転できるようにした。

近年は、AT限定普通自動車免許の保有率が上昇を続けており、若い世代ほどAT限定普通自動車免許を取得する傾向にある。AT限定普通自動車免許で運転できる商品の登場は、トラックドライバーの裾野拡大に効果的といえるだろう。
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