『ザ・ノンフィクション』老舗旅館社長が選んだのは“再生”ではなく“新生” 波瑠「すごく分かるなと思ったのが…」

○弥生さんの修業期間を想像「計り知れないものがあるはず」

また、映像を通して、弥生さんの若女将としての成長も感じたようで、「女将修業をするなかでの苦労はもちろんあると思うんですけど、女将さんをはじめとする嫁ぎ先の家族との絆など、見えないところに魅力の土台があるといいますか。365日、1日24時間が多田屋の若女将という生活になり、そこには私たちが想像できない、計り知れないものがあるはず。だからこそ、今のたたずまいになられたのだと思います」と想像。

女優として活動する自身と通ずるところがあるかを聞くと、「どの世界も華やかなのは一部で、見えないところに体力勝負な一面がある。すごく落ち着いてスマートに接客されている弥生さんに修業期間があったように、私たちの作品作りも、1時間のドラマを楽しんでいただくために、撮影に何週間もかかっていたり、似ている部分もあるのかなと思いました」と重ね合わせていた。

■プロフィール
波瑠
1991年6月17日生まれ、東京都出身。2006年にドラマ『対岸の彼女』(​​WOWOW)でデビューし、2015年、NHK連続テレビ小説『あさが来た』のヒロイン・白岡あさを演じた。近年の出演作としてドラマ『ナイト・ドクター』(フジテレビ系)、ドラマ『わたしのお嫁くん』(フジテレビ系)、映画『アナログ』(23)など、数々のテレビドラマや映画で主演、ヒロインとして出演。
（野瀬研人）