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【トーク部分、ほぼ全文掲載】藤井聡太名人就位式「名人戦の舞台で将棋の難しさと向き合えたのは大きな財産」

マイナビニュース / 2024年7月26日 11時30分

○藤井名人の名人戦振り返りトーク

就位式のあとは、藤井名人に今シリーズについて振り返ってもらうミニトークコーナが催された。聞き手は、野原未蘭女流初段が務めた。

野原「それではよろしくお願いいたします。まずは名人防衛、そして7月19日にお誕生日を迎えられましておめでとうございます」

藤井「はい、ありがとうございます」

野原「改めまして今期の七番勝負を少し振り返っていただきたいと思います。ここ〈椿山荘(第1局)〉に始まって、〈成田山 新勝寺(第2局)〉〈羽田空港(第3局)〉〈別府温泉(第4局)〉〈北海道紋別(第5局)〉とバラエティーに富んだ環境での対局でした。まずは、いちばん印象に残った対局を教えていただけますか?」

藤井「あ、はい、そうですね。対局の内容としては、やはり定跡形から少し離れて、序盤から構想力を問われるような将棋が続いたのかなと感じています。その中で印象に残る対局を、一局挙げるというのは難しいんですけれど、第2局がそういった序盤の構想力が非常に問われたというところで、そこはなんというかうまく指すことができたんですけれども、一方で中盤以降は少しミスが重なってしまって、最後もギリギリの終盤戦になりましたので、いろいろあったということでは印象に残っています」

野原「では、印象に残った対局場所はどこですか?」

藤井「今回の名人戦は本当に、私にとっても初めて伺う所が多くて、その点でも開幕前からすごく楽しみにしていたシリーズでした。例えば、第3局の羽田空港。空港で対局というのはどんな感じなんだろうと、対局場の検分で見るまでイメージがなかなか湧かなかったんですけども、実際に行ってみると、本当に滑走路が間近にあって、対局中も飛行機の離着陸する様子がよく見えました。長い持ち時間の対局で、そうやって外の景色を見てリフレッシュできるというのは本当にありがたかったですし、対局場の雰囲気としてもすごく新鮮で印象に残っています」

野原「先生は鉄道が大好きというのは皆さんも周知の事実かと思いますけど、飛行機はいかがですか?」

藤井「飛行機についてはちょっとまだ初心者で、見ていてもあまり機体の種類が何とかそういったことはよくわからないんですけれど(笑)。ただ、なんとなく今回の対局をさせていただいて、少し親近感が湧いたかなと思います」

野原「この就位式の副賞が電動アシスト自転車ということだったんですけど、これはどういった意図でリクエストされたのですか」

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