『この雪原で君が笑っていられるように』、ヤングケアラー問題啓蒙活動に協力

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ヤングケアラー女性を描いたマンガ『この雪原で君が笑っていられるように』(ちづはるか／小学館「Cheese！」連載中)。最新第3巻が2024年7月25日に発売された本作と、作品の舞台となる福井県南越前町とのコラボレーションが決定した。

『この雪原で君が笑っていられるように』は、福井県南越前町を舞台に、祖父の介護を優先して生きる20代女性が、幼なじみとの再会をきっかけに自分らしい生き方を見つけていく社会派ラブストーリー。

今回のコラボレーションは、南越前町が今年、合併20周年を迎えるのをきっかけとして行われるもので、ちづはるか描きおろしイラストと町の観光名所を組み合わせたデザインの記念グッズで盛り上げるほか、ヤングケアラー問題を広く認知してもらうべく作成されたパンフレットに作中のシーンを数多く提供し、啓蒙活動にも利用される。

記念グッズ(特製クリアファイル、ぬり絵シート)、ヤングケアラー問題啓蒙パンフレットは2024年8月中旬以降、南越前町保健福祉課窓口にて無料配布される予定。またヤングケアラー問題啓蒙パンフレットは、福井県社会福祉協議会事務所でもポスターサイズで掲出をされる。

福井県はヤングケアラー支援事業の一環として、こども・若者が自由に過ごすことができるサポートセンターや、オンラインサロンを開設。サポートセンターへの交通費の全額補助、オンライン機器の貸し出しなどを行っている。今回の南越前町の取り組みに関して、「マンガ作品を通じてヤングケアラー問題を紹介することで、当事者である若者世代に知識を深めてもらうきっかけになれば」と福井県社会福祉協議会をはじめ関係者から期待が寄せられている。
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