ホンダ「シビック」のMT専用グレード「RS」に試乗! 通常版と何が違う?
マイナビニュース / 2024年8月1日 11時0分
再びRSに乗り、今度はスポーツモードを試してみる。すると、シングルマスの軽量フライホイールを採用したことよって、エンジン回転とアクセルの踏み具合がピタリとマッチしていること(説明によるとマッチング度は30%アップ)、アクセルオフ時のエンジン回転落ちが鋭くなったこと(同50%アップ)などがわかるようになってくる。ブレーキング時の確実な剛性感(インチアップによるブレーキサイズ大径化)が足裏に伝わってくるものよい。
レブマッチシステムによるシフトのアップ&ダウンがスムーズに行えるという楽しさは、剛性が上がったサスペンションとスパッと切れるハンドリングの速さ・正確性によって、ハイスピードのワインディングのみならず、例えば街中の曲がり角でも感じられるはずだ。RSの完成度の高さを確信できた試乗だった。
まあ、個人的には、こうしたスポーツ走行を楽しめるシビックとしては、もう少しサイズが小さなものが理想だ。とはいえ、アメリカではコンパクトなスポーティーモデルとしてたくさん売れているのだから、問題ないのだけれど。
試乗会では、純正アクセサリーのフロントバンパーガーニッシュとウイングタイプのテールゲートスポイラーを装着したRSを見ることができた。このスポイラー、2023年の「東京オートサロン」で展示したコンセプトモデルに装着したところ、来場者に好評だったため、それを基に新開発したのだという。見るとウイングの裏側にはギザギザの出っ張りが。これにより、日常の速度域でも効果が体感できる“実効空力”が実現できたとのことだ。「タイプR」に少しでも近づきたいというオーナーにはぴったりの装備だろう。
あとは、まだ発表されていないRSの価格が気になるところ。タイプRが500万円をわずかに切り、現行ガソリンMTの上級モデルが約359万円であることを考えると、その間の400万円ちょっと、というあたりか。発売が楽しみだ。
原アキラ はらあきら 1983年、某通信社写真部に入社。カメラマン、デスクを経験後、デジタル部門で自動車を担当。週1本、年間50本の試乗記を約5年間執筆。現在フリーで各メディアに記事を発表中。試乗会、発表会に関わらず、自ら写真を撮影することを信条とする。 この著者の記事一覧はこちら
(原アキラ)
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