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「プライベートリレーは使用できません」と通知されたときの対策は? - いまさら聞けないiPhoneのなぜ

マイナビニュース / 2024年7月29日 11時15分

画像提供:マイナビニュース

ふだんと変わりなくiPhoneを使用していると、突然「プライベートリレーは使用できません」という通知が。以前見たときには、しばらく放っておいたら表示されなくなったけれど、問題は何なのか、どう対処すればいいか気になりますよね。

ここでいうプライベートリレーとは、iCloud有償プランに含まれる付加サービス「iCloudプライベートリレー」のことで、WEBブラウジングの安全性とプライバシー保護を強化します。「設定」→「Apple ID(自分の名前)」→「iCloud」→「プライベートリレー」画面にある「プライベートリレー」スイッチをオンにすれば有効になり、通信内容を暗号化することで自分が誰でどのようなWEBサイトにアクセスしているか、誰にもわからなくなります。

iCloudプライベートリレーが有効なiPhoneは、ほかの端末/サーバからは「たびたびIPアドレスが変わる端末」に映ります。実際の接続経路はほぼ変化しないものの、経路の途中にある「プライベートリレーネットワーク」と呼ばれるプロキシサーバの一種がときどき切り替わることにより、外部には経路変更があったかのように映るわけです。

このしくみは、Appleと協力企業が提供するサーバにより運営されています。もしそのサーバにシステムトラブルが発生すれば、iCloudプライベートリレーの動作に問題が生じかねず、実際そのようなトラブルも報告されています。「プライベートリレーは使用できません」という通知が届き、Safariが使えなくなった、というのはその典型例です。

WEBブラウジングできなくなると困るという場合には、iCloudプライベートリレーのスイッチをオフにするか、Safari以外のブラウザを利用しましょう。2024年7月現在、iCloudプライベートリレーはSafariでのみ利用できるサービスで、ユーザの判断でオン/オフできるからです。プライバシーは低下しますが、iCloudプライベートリレーが復活するまではこの方法で乗り切りましょう。

海上忍 うなかみしのぶ IT/AVコラムニスト。UNIX系OSやスマートフォンに関する連載・著作多数。テクニカルな記事を手がける一方、エントリ層向けの柔らかいコラムも好み執筆する。マイナビニュースでは、「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」のほか、前世紀から続く「(新)OS Xハッキング!」などを連載中。執筆以外では、オーディオ特化型Raspberry Pi向けLinuxディストリビューションの開発に情熱を注いでいる。2012年よりAV機器アワード「VGP」審査員。 この著者の記事一覧はこちら
(海上忍)

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