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美しい庭園を散策するパズルゲーム『Botany Manor』で、大人の夏休みを満喫しよう

マイナビニュース / 2024年7月30日 10時45分

作中にはさまざまな架空の植物が登場し、植物を育てるための手がかりも徐々にその数を増していく。チャプターによっては複数の植物を同時進行で研究しなければならず、どの手がかりがどの植物のものか、パズルのようにつなぎ合わせていく必要がある。庭園や邸宅に散りばめられたヒントを探しながら正解を導く作業は、まさに研究者そのもの。難しすぎず簡単すぎない、程よい謎解きレベルが心地よく、つい時間を忘れて没頭してしまった。

そして、聞いたことも見たこともない架空の植物だからこそ、「一体、どんな花が咲くのだろう」と期待感が大いに膨らむ。ワクワクしながら開花を待ち望む感覚は、どこか夏休みの宿題の定番「アサガオの観察日記」に似ていた。『Botany Manor』をプレイすると、遠い記憶の彼方に消えていた夏の思い出が蘇ってくる。本を完成させれば、きっと先生も100点満点をくれるに違いない。

美しい庭園とアンティークに囲まれた邸宅で過ごす、優雅な夏のひととき

植物の研究を進めていくと、家族や管理人からの手紙とともに鍵が届き、庭園内で行動できるエリアが少しずつ広がっていく。アラベラの一族が代々暮らす大きな邸宅も探索エリアのひとつで、研究室やキッチン、屋根裏部屋、図書室などさまざまな部屋が登場する。

邸宅内の部屋は細部に至るまで作り込みがなされ、手がかりとなるアイテム以外の小物やアンティーク家具にも思わず見入ってしまう。幼い頃に遊んでいたドールハウスの世界に飛び込んだようで、ただ邸宅内を歩き回るだけでも見どころが豊富で楽しい。

また、庭園や邸宅には所々にソファやベンチが設置され、座って景色を眺めることができる。一人称視点に加え、鳥のさえずりや風の音、川のせせらぎが没入感をさらに高めてくれる。まるで避暑地の別荘に訪れたかのような感覚になり、優雅なひとときが夏の暑さをすっかり忘れさせてくれた。ゲームの進行には関わりのない細やかなギミックではあるが、探索や謎解きに疲れたときは、ぜひベンチに腰を降ろしてリラックスしてほしい。

さくっと気軽に楽しめる、大人の夏休み

研究対象となる植物は、全部で12種類。プレイ時間も約4〜5時間程度で、さくっとクリアできるだろう。脱出ゲームや謎解きが好きな筆者としては、もう少しボリュームが欲しいところではあったが、休日にのんびりプレイするには難易度も含めちょうどいい塩梅の作品だ。

どこかに出かけたいけれど、夏の暑さで外出が億劫になっている人、忙しさのあまり夏休み感を味わえずにいる人には、ぜひ『Botany Manor』をおすすめしたい。のんびりとした開放感ある庭園の雰囲気に癒されながら、優雅な「大人の夏休み」を満喫してほしい。

『Botany Manor』のプラットフォームは、PC、Xbox Series X|S、Xbox One。Steamには無料の体験版もあるので、気になった方はぜひチェックしてみてはいかがだろうか。
(日比佳代子)



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