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アストロスケールの「ADRAS-J」が撮影したデブリのタイムラプス映像が公開

マイナビニュース / 2024年7月30日 17時22分

7月15日に望遠で撮影された映像
7月15日に広角で撮影された映像
7月16日に望遠で撮影された映像
7月16日に広角で撮影された映像

通信衛星や地球観測衛星などといったRPOを目的としない人工衛星では、自身の姿勢制御や軌道維持、デブリとの衝突回避機能、そして大気圏再突入や墓場軌道への離脱の機能以外は、基本的に地球を周回するのみであるため、特定の物体に接近したりその周囲で近傍作業を行ったりする必要はなく、昨日自体を有していないことがほとんどだ。しかし、軌道上の持続可能な利用に向けては、対象となるデブリや衛星などの特定の物体に接近し、必要に応じて捕獲する必要が生じるため、対象物体への安全な接近や近傍作業といった難易度の高い運用が必要となる。

アストロスケールは、今回のADRAS-Jの運用により、非協力物体に対する周回観測の実証に成功したことで、軌道上サービスの提供に向けてRPOの実績をさらに積むことができたとする。

またADRAS-Jミッションは、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が実施する商業デブリ除去実証のフェーズIとして実施されており、同社はフェーズIIとなるデブリの捕獲や軌道離脱に関するミッションに向けて、ADRAS-J2の開発を進めているとのこと。なお今回実施した3回の周回観測では、ADRAS-J2でデブリ捕獲箇所として想定している衛星分離部(PAF)に大きな損傷が見られないことが明らかになったといい、これまでの衛星運用実績やこれらの取得データも、ADRAS-J2のミッションに向けて活用するとしている。
(鶴海大輔)



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