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デル、法人向けCopilot+ AI PC「Latitude 7455」披露 - マイクロソフトがCopilot戦略説明

マイナビニュース / 2024年8月1日 8時41分

Copilot for Microsoft 365は、WordやExcelやPowerPointといった従来のOfficeアプリケーションに、ChatGPTをベースとした生成AIを組み込んで利用できるソリューション。AIの基盤モデルとなるLLM(Large Language Models:大規模言語モデル)に加えて、Microsoft 365を使うほどにAIが使いやすい形式で社内の非構造化データを蓄積するMicrosoft Graphなどを提供する。

さらに、セキュリティ保護のためのEntra IDにより、社内でのアクセス管理やデータ保護を支援する。ビジネスプロセスをMicrosoft 365に統合することで、セキュリティを保護しながら、効率的に生成AIを活用できるという。

Copilot stack

Copilot stackは、ユーザーが独自のCopilotソリューションを開発するためのプラットフォーム。AIアプリなどを開発するためのスタックを、インフラレイヤーからUI(User Interface)レイヤーまで広く提供している。

インフラレイヤーについては、現在グローバルにデータセンターを60リージョンを展開し、今後さらなる拡大を狙っているとのことだ。また、基盤モデルは、小規模言語モデル「Phi-3」を含めたさまざまなモデルを展開する。ユーザーの要望に合わせたサイズのモデルを提供できるよう開発を進めているという。

日本マイクロソフトの業務執行役員を務める佐藤久氏は「現在はCopilotの拡張性にも注力しており、Microsoft Copilotはもちろんのこと、お客様自身がノーコード・ローコードで構築したCopilotを、WindowsやMicrosoft 365と同じUIで使えるような世界を目指している」と、展望について語った。

さらに続けて、「生成AIとDX(デジタルトランスフォーメーション)の取り組みは、決して別物ではない。DXを推進する中で整理してきたWebやクラウドや自社独自のシステムに対して、生成AIはその新しい窓口になるようなもの。DXのプロジェクトで投資してきた時間やコストを捨てて新しくAIの活用を始めるのではなく、それらのプロジェクトの新しいフロントとしてAIを導入してもらえれば、これまでの投資が無駄になることはないだろう」とも述べていた。

Copilot+ PC

Windows PCの新たなラインアップとして展開するCopilot+ PC。40 TOPs(Tera Operations per Second)超のNPU(Neural Processing Units)、16ギガバイト以上のメモリ、256ギガバイト以上のストレージなどの構成を条件として認定される。

過去の作業を呼び戻して再開できる「リコール」や、ラフに描いたイラストを生成AIがさらに仕上げる「コクリエイター」、人物の自動追尾などでビデオ会議を支援する「スタジオエフェクト」、ビデオ会議時にリアルタイムで字幕を表示する「ライブキャプション」などを利用可能だ。

Copilot+ PCは今後、AIフレームワークとしてDirectMLに対応するPyTorch now nativeやWeb Neural Networkを提供予定とのことだ。
(熊谷知泰)



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